対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業
今日は、「ウェブサイト(ホームページ)の文章作成のコツ」をお伝えします。
「専門知識をたくさん書けば、お客様も信頼してくれるだろう。お問い合わせも増えるだろう。」
こう考えて、とにかくたくさんの専門知識を、ズラズラと書いているウェブサイトを見かけます。
しかし、専門知識は、ただ書けばいい、というものではないのです。
例えば、次の文章を見てみてください。
私たちは、月次巡回監査を行い、経理を合理化します。
連結決算の有利不利の判定にも力を入れています。
この文章、税理士の先生が読めば、スラスラ読めると思います。
意味も理解できると思いますし、これらを行うことによるメリットも、すぐに理解できると思います。
しかし、お客様には、この文章だけでは何も伝わりません。
お客様の頭のなかは、
と、ハテナがいっぱいです。
そのうち、わからないことだらけになり、読むのが面倒になって、ウェブサイトから去っていきます。
士業の先生は、その道の専門家の方々ばかりです。
専門家の仕事は、「難しい専門知識を、素人(つまり、お客様)に分かりやすく伝えること」です。
難しいことを難しく伝えるのは、誰でもできます。
お客様は、そもそも専門知識に詳しくありません。専門用語も知りません。
そのお客様に、役立つ知識を分かりやすく伝え、「この先生なら信頼できる!お問い合わせしたい!」と思ってもらえなければ、ホームページからのお問い合わせは増えません。
ちなみに、ウェブサイトに書く文章は、「中学1年生でも理解できるくらいの分かりやすさ」を心がけましょう。
お客様は、普段から士業の業界に接しているわけではないので、ほとんど知識がないのです。
先生にとっては「知ってて当たり前」のことでも、お客様にはチンプンカンプンです。
お客様が理解できるのは、だいたい中学1年生レベルの文章なのです。
なお、ウェブサイトの文章の詳しい書き方は、以下をご参照ください。