2014年6月12日 | ウェブマーケティング

キーワードはどれくらいの検索数があったらいいの?

対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業

ここでは、【キーワードの検索数は何回あったらいいのか?】について解説したいと思います。

これを実践することで、より効率よくSEOやPPCといったアクセスアップ対策に取り組めるようになり、集客力をアップさせることができます。

弊社がお勧めしている「キーワードの最低検索数」

私たちは、過去、400以上のホームページをサポートしてきたデータから、【最低でも月間170回以上検索されているキーワード】をお勧めしています。

(一つのキーワードで月間170回以上でも、複数のキーワードの合計で月間170回以上でも大丈夫です。)
(キーワードの検索数は、キーワードプランナーを使うことで調べることができます。)

これより少なくなってしまうと、ホームページへのアクセス数自体が少なくなってしまい、なかなかお問い合わせにつながらないケースがあるためです。

※これまでサポートしてきたホームページの集客状況を計測した平均値から、弊社では【最低でも月間170回以上】を一つの基準にしています。

※一点、この【最低でも月間170回以上】というのは、あくまで目安の数値であり、集客状況は周囲のライバル状況などによっても変わってきます。

では、検索数が少ないキーワードを狙っても意味がないのか?

この【最低でも月間170回以上】というお話をすると、よく「では、検索数が月間数十回くらいのキーワードは、狙わないほうがいいのでしょうか?」のようなご質問を頂くことがあります。

確かに、検索数は多いに越したことはないのですが、では、検索数が少ないキーワードが無意味かというと、そうではないのです。

(誤解していただきたくないので何度も申し上げますが、この【最低でも月間170回以上】というのは、あくまで目安の数値です。)

士業業界のキーワードは、地域によっては、1つずつのキーワードの検索数が非常に少ないケースがあります。

これだけを見ると、検索数がとても少なく見えるため、集客が難しいように感じられるかもしれませんが、そうではなく、ちゃんと集客が可能です。

士業業界のキーワード戦略

現に、他の地域でも、一つ一つのキーワードの検索数が非常に少なくても、圧倒的に成功されている先生も多数いらっしゃいます。

理由は、主に以下の3つです。

  • (理由1)検索数は目安に過ぎないため
  • (理由2)お客様により無数のキーワードの検索があるため
  • (理由3)複数のキーワードを狙い、アクセスの総数をアップさせられるため

(理由1)検索数は目安に過ぎないため

まず、キーワードプランナーで表示される検索数は、あくまで「目安の検索数」であるため、実際にはばらつきがあります。

そのため、実際には、キーワードプランナーの数値以上に検索されているケースも数多くございます

(理由2)お客様により無数のキーワードの検索があるため

キーワードプランナーに表示されるキーワードは、検索キーワードのうちの、ほんの一部です。

お客様は、思いもよらないようなキーワードで検索してくることもあるため、キーワードの種類は、ほぼ無限に存在すると言えます。

例えば、「相続」に関連するキーワードで言えば、

  • 「相続 相談」
  • 「相続税 節税 詳しい税理士」
  • 「相続トラブル 遺産分割 公平」

のように、キーワードプランナーには表示されないようなキーワードがほぼ無限に存在します。

(これらの細かいキーワードを、ロングテールキーワードとも呼びます)

こういった非常に多くの種類のキーワードを合計すると、キーワードプランナーの数値の、5~10倍近い検索がされているケースもございます。

(理由3)複数のキーワードを狙い、アクセスの総数をアップさせられるため

一つ一つのキーワードの検索数が少なくても、複数のキーワードで上位表示を達成することで、アクセスの総数を増やすことができます

たった一つのキーワードで上位表示できても、そのキーワードの検索順位が下がってしまったら、アクセス数は一気に落ちてしまい、お問い合わせも激減してしまいます。

一方、複数のキーワードで上位表示できれば、たとえ一つ二つのキーワードの検索順位が多少下がってしまっても、他のキーワードがアクセスを補ってくれるため、アクセス数が安定し、お問い合わせも安定的に獲得できるようになります。

また、多くのライバルは、検索数の多いキーワードでの上位表示ばかり狙う傾向があるため、検索数が少なめのキーワードはライバルが少ないケースも多々ございます。

そのため、一つ一つのキーワードでの上位表示を達成しやすい、というメリットもございます。

サンプルサイトの事例

例えば、サンプルサイト( http://goo.gl/GZbHht )は、トップページでは「会社設立 代行」のキーワードでの上位表示を狙っています。

http://sample002.samurai-example.com/

「会社設立 代行」で検索してくるお客様、つまり「会社設立を代行してくれる事務所を探しているお客様」を集客することを目指しています。

ただ、これだけだと、一つのキーワードだけで勝負することになるため、若干不利な状況になってしまいます。

そこで、このサンプルサイトの場合には、「一般社団法人設立」のサービスを紹介するページ( http://goo.gl/KJqDgo )を作成し、「一般社団法人 設立」で検索してくるお客様、つまり「一般社団法人を設立したいお客様」を集客することを目指しています。

つまり、

それぞれ上位表示させることを狙っています。

このように、関連サービスに関するページをそれぞれ作成することで、複数のキーワードで上位表示を狙うことができ、合計のアクセス数をアップさせることができます

※他にも、例えば

それぞれ上位表示させることを狙っています。
(サンプルサイトのため、一部内容を省略しているページがございます)

このように、「サービスの依頼を検討しているお客様が検索しそうなキーワードを狙ったページ」をそれぞれ作成することでも、合計のアクセス数をアップさせることができます

ここまで意識してページを作成しているライバルは少ないため、お勧めの対策と言えます。

以上の理由から、一つ一つのキーワードの検索数がたとえ少なくても、集客力をアップさせることが可能になります。

まとめ

ネット集客を成功させる上で、

  • どんなキーワードを狙うか?(どのキーワードで上位表示をさせるか?)
  • そのキーワードの検索数はどれくらいか?
  • そのキーワードで検索する人は、お客様になりやすい人なのか?

など、キーワードはとても重要な要素になります。

今回はその中でも、「キーワードの検索数」についてお話させて頂きました。

先ほどもお伝えしたように、たとえ検索数が多いキーワードだったとしても、そのキーワードだけで上位表示を狙うのは、あまりお勧めしません。

そのキーワードの検索順位がダウンしてしまえば、ホームページ全体のアクセス数も一気に減少してしまうからです。

特に士業業界は、一つ一つの検索数が少ない傾向にあるので、複数のキーワードで上位表示を狙っていく、という方が理にかなった対策と言えます。

なお、「キーワードの質」については、下記の記事で解説しておりますので、ご参照頂ければ幸いです。

>> お問い合せが来る?来ない?キーワードの質を一瞬で見抜く方法

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