SEO(検索エンジン最適化)には、「内部要因(内部対策)」と「外部要因(外部対策)」の2つの要素があります。
どちらかだけで良いというものではありません。両方をしっかり行わなければ、検索結果で上位を獲得するのは難しくなってきます。
ここでは、内部対策についてポイントを7つに絞ってお伝えさせていただきます。
SEO内部対策において、「タイトルにキーワードを入れる」のはとても重要なことです。
これだけでも、上位表示のされやすさに大きな違いが出てきます。
また、直接の内部対策ではありませんが、タイトルそのものを「クリックしたくなる」ように工夫することも重要なポイントです。
例えば、「東京 会社設立」をキーワードとしてタイトルを考えてみると、「東京の会社設立」という非常にシンプルなタイトルでも、とりあえずキーワードは入っています。
しかし、これだけでは、お客様にはクリックしてもらいづらいでしょう。
これがもし、「東京の会社設立 │ 最短3日、手数料0円の~~税理士事務所」だとしたら、どうでしょうか?
明らかに、後者のほうがクリックしたくなりますよね。
タイトルについては、他の記事でも詳しく解説していますので、ご参照いただければ幸いです。
>> 士業ホームページのタイトル作成の基礎と、実例4パターン
ホームページの各ページそれぞれで、違うキーワードを狙うことをお勧めします。
もちろん、(1)でもお話したように、各ページのタイトルに、各ページで狙っているキーワードを入れましょう。
例えば、相続案件の獲得を狙って、司法書士のホームページ集客戦略を考えるのであれば、以下のようなイメージです。
※相続に関するホームページを作るとして、各ページのタイトルとキーワードを考えてみます。
狙うキーワード例 | ページタイトル例 | |
トップページ | 「相続 船橋」 | 千葉県船橋市の相続相談ステーション |
下層ページ | 「相続 必要書類」 | 相続の必要書類とは? |
「相続 期限」 | 相続の期限にご注意ください | |
「相続 不動産」 | 不動産を相続する時の3つのポイントとは? |
SEO内部対策に役立つツールの一つとして、グーグルキーワードツールがあります。
このツールは、関連するキーワードや類義語などを一覧で表示し、それぞれの検索回数なども教えてくれる、内部対策を行うには欠かせないツールです。
無料ですので、ぜひ使ってみてください。
自分では思いつかないようなキーワードも見つかりますので、そういったキーワードを各ページに盛り込んでいきましょう。
すでにホームページをお持ちであれば、アクセス解析をしてみましょう。
アクセス解析ソフトはいろいろありますが、グーグルアナリティクスがお勧めです。
アクセス解析を行うと、「どのキーワードからのアクセスが多いのか?」が分かります。
先ほどの(3)のように、自分が考えもしないようなキーワードで検索するお客様もいます。
ここで見つけたキーワードを元にページを増やすことで、よりアクセスを増やすことができます。
ホームページのテーマを特化する(絞る)のも良い方法です。
例えば、助成金関連の案件を増やしたいのであれば、「~~社会保険労務士事務所」というホームページよりも、「助成金サポートセンター」の方をお勧めします。
検索エンジンは、「テーマが絞られている専門的なホームページ」を上位表示させやすい傾向があります、
同じ理由で、会社設立の案件獲得を狙うなら「~~司法書士事務所」よりも「会社設立代行オフィス」。
離婚関連の案件獲得を狙うなら「~~法律事務所」よりも「離婚相談センター」。
このようにテーマを特化したほうが、内部対策としても有利になります。
ポイントと言うよりも「注意点」に近いですが、「人間が読んで読みやすい文章にする」ことを心がけましょう。
「タイトルにキーワードを入れよう」とか、「文章中にキーワードを多めに使おう」と意識し過ぎると、どうしても読みづらい・不自然な文章になりがちです。
SEO内部対策を意識することは確かに大事ですが、お客様が読んで分かりづらい・読みづらい・不自然な文章では、集客効果は半減してしまいます。
何事も、「過ぎたるは及ばざるがごとし(直訳すると、やり過ぎは良くない)」です。
SEO内部対策は検索エンジン相手(グーグルやヤフーの中のロボット相手)に行うことですが、実際に文章を読むのはお客様(人間)です。
「人間が読んで読みやすい文章にする」ことは、常に忘れないようにしましょう。
これも「注意点」に近いですが、SEOにおいて「欲張る」のはやめましょう。
例えば、社会保険労務士事務所のホームページを例にあげると、「一つのホームページで、助成金も就業規則も給与計算も、全部のキーワードを狙いたい」というのは、現実的に難しいです。
「たくさんのキーワードを狙ったほうがお客様が多くなって、たくさん集客できそう」な気がしますが、実際にはそうではないのです。
欲張り過ぎると、「なんでも屋さん」のような特徴のないホームページになってしまい、集客効果が落ちてしまうのです。
(5)でもお話したように、「このホームページのテーマはこれ」と特化して考えたほうが、結果的に上手くいきます。
SEOには細かいテクニックがたくさんありますが、まずは上記の基本のポイントを抑えていきましょう。
また、細かいテクニックも重要ですが、
のような「考え方」の部分もとても大切なポイントです。
先生のホームページも、これらを参考に改善していただければ幸いです。