2013年3月15日 | ウェブマーケティング

フェイスブックを使った士業のセミナー集客術

士業の先生の中には、セミナーを開催して新規顧客の開拓をされている方もいらっしゃると思います。

セミナーでは、必然的に士業側が「専門家」の立場になるので、その後のクロージングもしやすいというメリットがあります。

ただ、セミナーを開催するとしても、そのセミナーにどうやって新規顧客を集客するか?という課題が出てきます。

メールマガジンなど、顧客リストを既にお持ちであれば、一斉配信すればある程度集客も可能ですが、メルマガをやっていない先生もいらっしゃると思います。

そこで今日は、「Facebook(フェイスブック)を使った士業のセミナー集客術」について解説させていただきます。

  • (1)フェイスブック広告を活用する
  • (2)ランディングページの一工夫
  • (3)フェイスブック限定特典をつける

(1)フェイスブック広告を活用する

士業のセミナー集客には、フェイスブック広告を活用することをお勧めします。

※フェイスブック広告とは?

Facebookの画面の右側に表示される広告のことです。
(2013年3月現在、スマートフォンでは表示されず、パソコン上にのみ表示されます)

なぜフェイスブック広告が有効なのか?

セミナーというのは、基本的に「お客様に検索されづらい」という特徴(デメリット)があります。

「相続 セミナー」などで自発的に検索してくるお客様は、なかなか多くないのですね。

そのため、SEO対策(検索エンジン最適化)や、PPC広告(検索連動型広告)は、セミナー集客にはあまり向かないのです。

その点、フェイスブック広告は違います。

フェイスブックに登録されている個人情報(年齢、性別、地域など)に合わせて、こちらから対象者に広告を表示させることができます

お客様が検索してこなくても、広告を表示させることができるので、セミナー集客に向いているのです。

フェイスブック広告の利点「ターゲティング」

フェイスブック広告は、詳細なターゲティングを行うことができます。

ターゲティングとは?

お客様の個人情報(年齢、性別、居住地域など)に合わせて対象を絞り込むことをターゲティングと呼びます。

フェイスブック広告は、クリックされる度に課金されるので、無駄なクリックは極力おさえたいものです。

ターゲティングができると、そもそも対象になり得ない人には広告が表示されないので、費用対効果も高くなります

士業のセミナーといっても、内容は様々です。

例えば、税理士の先生なら「相続対策セミナー」、社会保険労務士の先生なら「助成金セミナー」など、それぞれで対象としている見込み客も異なってきます。

弁護士、司法書士、行政書士など他士業も同様です。

フェイスブック広告を使えば、セミナーに合うお客様にのみ広告を表示させることができますので、集客しやすくなります。

※セミナー集客の場合、まず「地域」で絞るのは必須でしょう。

それに加えて、「年齢」などでのターゲティングをプラスしていくことをお勧めします。

(2)ランディングページの一工夫

広告をクリックしてもらった後に表示させるページ(セミナーの申し込みページ:ランディングページとも呼びます)にも、一工夫が必要です。

  • 1.「誰のための何に関するセミナーなのか?」を明確に伝える
  • 2.お客様のメールアドレスを獲得する
  • 3.フォームの入力項目は極力少なくする

1.「誰のための何に関するセミナーなのか?」を明確に伝える

まず、「誰のための、何に関するセミナーなのか?」を、パッと見てわかるようにする必要があります。

変に凝ったセミナータイトルにしたりすると、参加数が激減します。

セミナーのタイトルも、「○○のための~~セミナ-」のように、誰が見ても分かるようにすることをお勧めします。

2.お客様のメールアドレスを獲得する

セミナーは、開催して終わり、ではちょっともったいないです。

参加者は、大なり小なりセミナーに興味があるわけですので、セミナー後も継続的にアプローチできるようにすることが重要になります。

そのために、参加のお申し込みフォームを設置して、お客様のメールアドレスを獲得しましょう。

※Facebookのイベントページではなく、可能な限りお申し込みページを作る

フェイスブックのイベント機能で「イベントページ」を作ることもできるのですが、これだと「参加ボタン」を押すだけになってしまい、メールアドレスが獲得できなくなります

イベントの詳細欄に「お申し込みは、お申し込みフォームからお願いします」と書いても、逆に分かりづらくなってしまい、「参加ボタンを押しただけ」の人も必ず出てきます。

その点、別途お申し込みページを作って、フェイスブック広告からそちらに誘導するほうが確実です。

3.フォームの入力項目は極力少なくする

セミナーへの参加申し込みフォームは、入力項目を極力少なくしましょう

極論を言えば、「メールアドレス」「名前」だけでも大丈夫です。

セミナーというのは、お客様にとって緊急で参加しなければいけないものではないので、フォームの項目が多いと、お客様が面倒に感じてしまい、お申し込みをしてくれないこともあります。

よく「フリガナ」などの項目を見かけますが、フリガナは必要ない情報です。(ほとんどの場合、漢字を見れば読み方は分かります)

お申し込みに必要な情報は、極力少なくしましょう。

(3)フェイスブック限定特典をつける

先ほどもお伝えした通り、セミナーは、お客様にとって今すぐ参加しなければいけないものではありません。

ですので、多くの場合お客様は「まぁ、今聞かなくても今度でいいかな」となってしまうものです。

そこで、何かしらの限定性をもたせる必要があります。

フェイスブック限定特典というのも良い方法です。

「フェイスブックからのお申し込みの方だけ、~~をプレゼント」のようなイメージです。
(簡単なレポートなどを特典にするのがベターです)

他にも、「期間限定で特典を用意する」「限定で割引をする」などが考えられます。

お客様に対して「セミナーに参加するきっかけ作り」をしてあげましょう

まとめ

以上のように、セミナー集客は、「セミナーをわざわざ検索するお客様が少ない」ので、通常のホームページ集客とは若干異なります。

こういった違いに気をつけて、セミナー開催の第一歩を踏み出していただければ幸いです。

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