2014年3月11日 | ウェブマーケティング

リスティング広告(PPC)を自分でやるときの5つの注意点

対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業

リスティング広告(PPC)を自分で設定して運用する場合の注意点を、5つまとめてみました。

  • (1)キーワードのマッチタイプに気をつけよう
  • (2)配信地域を限定しよう
  • (3)コンバージョン設定をしよう
  • (4)広告費は削らない
  • (5)毎月、費用対効果の改善をしよう

(1)キーワードのマッチタイプに気をつけよう

リスティング広告(PPC)では、キーワードを設定する際に、「マッチタイプ」というものを設定します。

マッチタイプは、おおまかに

  • 完全一致
  • フレーズ一致
  • 部分一致

に分けられます。

完全一致は、設定したキーワードと検索語句が完全に一致した時にしか、広告が表示されなくなります。

部分一致は、設定したキーワードと検索語句に関連があれば、広告が表示されます。

フレーズ一致は、完全一致と部分一致の中間のようなイメージです。

どのマッチタイプにするかは状況次第なのですが、最初は「フレーズ一致」からスタートされることをお勧めしています

部分一致にすると、広告の表示回数は増えるのですが、その分、無駄なクリックが発生してしまい、費用対効果が落ちる場合があるのです。

なお、マッチタイプについての解説は、下記をご参照ください。

>> マッチタイプとは?

(2)配信地域を限定しよう

士業は基本的に、地域性のあるビジネスです。

(例えば、北海道にいるお客様が、沖縄の士業に依頼はしづらいですよね)

そのため、リスティング広告も、地域を絞って配信したほうが、費用対効果が高まりやすくなります。

リスティング広告は、広告を表示させる地域を細かく設定できるので、先生の事務所の対応地域内に絞って配信するとよいでしょう。

なお、地域の設定方法は、下記をご覧ください。

>> 広告のターゲット地域の設定

(3)コンバージョン設定をしよう

リスティング広告を自分で配信する上で、最も重要なのは、「どのキーワードが売上(お問い合わせ)に貢献してくれているのか?」を測定し、見極めることです。

これを測定するためには、コンバージョン設定(コンバージョントラッキング)が必要になります。

この設定を行うことで、例えば「”税理士 相談”よりも、”税理士 新宿”の方がたくさんお問い合わせが来るから、”税理士 新宿”の方に予算を多めに使おう」といった判断もできるようになります。

コンバージョン設定の手順は、下記にて解説されています。

>> コンバージョン トラッキングの設定

(4)広告費は削らない

まれに、「今月は予算が厳しいので、広告費を減らそうと思っているのですが…」というご相談をお受けします。

しかし、弊社では、「広告費は削らない」ことをお勧めしています。

なぜなら、広告費だけが「お客様を連れてきてくれるお金」だからです。

予算が厳しい状態であれば、まずは広告費以外の削減を行い、広告費は削らないことをお勧めいたします。

(5)毎月、費用対効果の改善をしよう

リスティング広告は、初期の段階で完璧に設定することは、ほぼ不可能です。

必ず、毎月の改善が必要不可欠になってきます。

例えば、

  • 売上(お問い合わせ)に貢献しているキーワードの見極め
  • 費用対効果の低いキーワードの除外
  • スマートフォンへの配信比率の調整

などです。

これらは、毎月改善を行っていくことで、徐々に費用対効果が高まっていきます

※なお、改善を行うためには、(3)でご紹介した「コンバージョン設定」は必要不可欠になります。

まとめ

リスティング広告を自分で運用できるようになると、より効率よくネット集客を成功させることができます。

ただ、何も知らずにとりあえず配信してしまうと、「広告費だけかかって、結局効果が感じられなかった…」ということにもなりかねません。

最低限、上記のポイントに気をつけて、リスティング広告を実践していただければと思います。

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