対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業
リスティング広告(PPC)を自分で設定して運用する場合の注意点を、5つまとめてみました。
リスティング広告(PPC)では、キーワードを設定する際に、「マッチタイプ」というものを設定します。
マッチタイプは、おおまかに
に分けられます。
完全一致は、設定したキーワードと検索語句が完全に一致した時にしか、広告が表示されなくなります。
部分一致は、設定したキーワードと検索語句に関連があれば、広告が表示されます。
フレーズ一致は、完全一致と部分一致の中間のようなイメージです。
どのマッチタイプにするかは状況次第なのですが、最初は「フレーズ一致」からスタートされることをお勧めしています
部分一致にすると、広告の表示回数は増えるのですが、その分、無駄なクリックが発生してしまい、費用対効果が落ちる場合があるのです。
なお、マッチタイプについての解説は、下記をご参照ください。
>> マッチタイプとは?
士業は基本的に、地域性のあるビジネスです。
(例えば、北海道にいるお客様が、沖縄の士業に依頼はしづらいですよね)
そのため、リスティング広告も、地域を絞って配信したほうが、費用対効果が高まりやすくなります。
リスティング広告は、広告を表示させる地域を細かく設定できるので、先生の事務所の対応地域内に絞って配信するとよいでしょう。
なお、地域の設定方法は、下記をご覧ください。
リスティング広告を自分で配信する上で、最も重要なのは、「どのキーワードが売上(お問い合わせ)に貢献してくれているのか?」を測定し、見極めることです。
これを測定するためには、コンバージョン設定(コンバージョントラッキング)が必要になります。
この設定を行うことで、例えば「”税理士 相談”よりも、”税理士 新宿”の方がたくさんお問い合わせが来るから、”税理士 新宿”の方に予算を多めに使おう」といった判断もできるようになります。
コンバージョン設定の手順は、下記にて解説されています。
まれに、「今月は予算が厳しいので、広告費を減らそうと思っているのですが…」というご相談をお受けします。
しかし、弊社では、「広告費は削らない」ことをお勧めしています。
なぜなら、広告費だけが「お客様を連れてきてくれるお金」だからです。
予算が厳しい状態であれば、まずは広告費以外の削減を行い、広告費は削らないことをお勧めいたします。
リスティング広告は、初期の段階で完璧に設定することは、ほぼ不可能です。
必ず、毎月の改善が必要不可欠になってきます。
例えば、
などです。
これらは、毎月改善を行っていくことで、徐々に費用対効果が高まっていきます。
※なお、改善を行うためには、(3)でご紹介した「コンバージョン設定」は必要不可欠になります。
リスティング広告を自分で運用できるようになると、より効率よくネット集客を成功させることができます。
ただ、何も知らずにとりあえず配信してしまうと、「広告費だけかかって、結局効果が感じられなかった…」ということにもなりかねません。
最低限、上記のポイントに気をつけて、リスティング広告を実践していただければと思います。