2013年1月13日 | ウェブマーケティング

10個のネット集客法を、5項目で徹底比較!

ホームページをはじめ、SEO、PPC、SNS(フェイスブック、ツイッター、ブログ等)など、士業のネット集客にはいろいろな方法があります。

「何をどう使えばいいんだろう?」とお悩みの先生もいらっしゃるかもしれません。

そこで今日は、代表的な10個のネット集客法を、5項目で比較してみたいと思います。

ネット集客徹底比較表

集客力 販売力 取り組みやすさ コスト オススメ度
ホームページ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★
SEO ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★
PPC ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★
ポータルサイト ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★☆☆
フェイスブック ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★☆☆
ツイッター ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★☆☆☆
ブログ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆
メールマガジン ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★☆
メルマガ広告 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
バナー広告 ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆

弊社クライアント事例、他社事例等を参考に判断しています。

(1)ホームページ

ホームページは、ネット集客の中でも代表的なものと言えます。

HPは基本的に「プル型(お客様が来てくれるのを待っている)」で、「お客様が検索して見てくれる」ものになります。

お客様が検索しているという時点で、「需要がある」ことになるので、お問い合せにつながる確率が高く、販売力は高めになります。

後述のSEO、PPCと組み合わせることで、強力な検索エンジンマーケティング手法になります。

(2)SEO(検索エンジン最適化)

SEO(検索エンジン最適化)は、「検索順位を上げるテクニック」のことを指します。

先程もお伝えしたように、「お客様が検索する=需要がある」わけなので、検索順位を上げてHPを目立たせるというのはとても重要なポイントになります。

技術的にやや難しい部分もありますが、HPへのアクセス数を増やすのに大変効果的な方法です。

SEOの検索順位ごとのクリック率】の記事も合わせてご覧いただくことをお勧めします。

後述のPPCと合わせて使うことで、お互いの良さを活かせるでしょう。

(3)PPC(検索連動型広告)

PPC(検索連動型広告)は、「検索結果の画面に広告を出す」方法のことを指します。

SEOと同様、検索してくる(需要を感じている)お客様を対象にしているので、集客力は高めになります。

>> SEOとPPCの比較はこちら

※SEOもPPCも、ホームページのお問い合せ率(成約率)を高めた上で行わないと、効果を感じられない場合があります。

ホームページのお問い合せ率(成約率)が低い状態だと、イメージとしては、ザルに水を注いでいるような状態になってしまう、ということです。

先生の大切な資金を無駄にしないためにも、ホームページのお問い合せ率(成約率)をアップさせた上で、SEOやPPCに取り組まれることをお勧めします

下記の記事も参考になるかと思います。
>> 「SEOの罠」と「SEO業者の選び方:3つのポイント」

(4)ポータルサイト

ポータルサイトというのは、「あるジャンルの情報がまとまっているサイト」のことを指します。

例えば、以下の様なもののことです。

http://www.bengo4.com/
弁護士ドットコム(弁護士のポータルサイト)
http://www.bengo4.com/

http://www.f-tax.com/
タックスイノベーション(税理士のポータルサイト)
http://www.f-tax.com/

http://www.samurai-web.net/
サムライウェブ(士業全般(弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社労士、公認会計士、弁理士、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナーなど)のポータルサイト)
http://www.samurai-web.net/

事務所の特徴や得意分野などを掲載しておくことで、それぞれのポータルサイトからのアクセスアップが期待できます。

登録料などの費用がかかる有料のものと、無料で登録・掲載できるものとがあります。

お使いになる際は、それぞれのプランをしっかり把握して使うようにしましょう。

(5)フェイスブック

フェイスブックをお使いの士業の先生もいらっしゃると思います。

「いいね!ボタン」など、他のツールにはない仕組みもあり、日本でも人気が高まっているSNSです。

1対1のコミュニケーションができるのも魅力です。

セミナーを開催して参加者全員で写真を撮って「タグ付け」して広める、なども一つの方法です。

(6)ツイッター

ツイッターは「ミニブログ」などとも呼ばれています。

少ない文字数のつぶやきを発信できる、というツールです。

士業以外の、例えば店舗を構えているお店などでは、キャンペーンを開催する時に使うこともあります。

一度に伝えられる情報が少ないので、他のツール(ホームページやブログなど)へリンクして、詳細はリンク先で書いておくのがベターです。

(7)ブログ

ブログは、継続的に情報発信をしていきたい時に使えるツールです。

先生の専門知識などを、お客様の役に立つように発信していくことで、専門性をアピールし、信頼感を高めることができます。

無料のブログサービスもたくさんありますが、急に規約が変更されたりして使えなくなる場合もあるので、ワードプレスムーバブルタイプを使うことをお勧めします。

※SNSの注意点

フェイスブックやツイッター、ブログなどは、総称してSNS(エス・エヌ・エス)と呼ばれます。

SNSは、「無料で始められる」など魅力もあるのですが、「集客」という観点で見ると、以下のようなデメリットになる部分もあります。

【お客様がまだ「需要」を感じていない】

SNSを使っている方(お客様)は、「今すぐ士業の先生のサービスが必要だ」とは思ってはいませんので、お問い合せにつながる確率が低くなりがちです。

需要を感じたお客様は、検索して情報を集めようとするので、前述の「ホームページ、SEO、PPC」で検索エンジンに対する対策を行ったほうが効果が高まる傾向にあります。

【SNSは、「他人の庭」である】

SNSは、どれだけ使い込んでいっても、先生ご自身のものにはなりません。

SNSの運営側の規約変更で突然使えなくなる可能性もあります

(よく私はセミナー等でも「他人の庭でビジネスをするのは危険です」とお伝えしていますが、要するに「自分の持ち物でないところでビジネスはしない方がいい」ということです。)

娯楽目的で使っているのであれば良いかもしれませんが、ビジネス目的(集客目的)で使っていた場合、ダメージが大きくなってしまいます。

このリスクを理解した上で使う必要があります。

【SNS疲れ】

SNSは、ネット上でのコミュニケーションツールです。

定期的に更新して、情報発信をする必要があります、

先生によっては、これが負担になってしまい、「SNS疲れ」に陥ってしまう方もいらっしゃいます

このように、SNSにも、向き不向きが存在します。

(8)メールマガジン

メールマガジンは、先生側からお客様にダイレクトにメッセージを届けることができる「プッシュ型」の手法です。

先生に興味のあるお客様にメルマガ登録をしてもらい、継続的にメールマガジンを届けることで、信頼感や専門性をアピールできます。

メルマガ登録をしてもらうには、登録のためのページと、メルマガ登録フォームが必要になります。

またお客様も、メリットを感じないと登録してくれないので、役立つレポートなどを登録特典として用意しておきましょう。

(9)メルマガ広告

第三者のメールマガジンに広告を載せさせてもらう方法です。

ポイントは、「メルマガ読者の数」「メルマガ読者の質」です。

数が多くても誰も読んでいないのであれば効果は薄いですし、よく読まれていても登録者数が少なければ効果は薄くなってしまいます。

よく読まれていて、かつ先生が求めているお客様が多く登録している、そういうメールマガジンを見極めることが重要です。

(10)バナー広告

第三者のホームページに広告を掲載してもらう方法です。

先ほどのメルマガ広告のホームページ版、というイメージです。

これもポイントは、「アクセスの数」「アクセスの質」です。

先生が求めているお客様像にマッチするアクセスがどれくらいあるか?が重要になります。

何でもかんでも「使えばいい」わけではない

ここまで、10個のネット集客法をお伝えしてきました。

当たり前ですが、どの方法にもメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴を把握した上で使っていくことが大切で、何でもかんでも「使えばいい」わけではありません。

「手段の目的化」に注意

弊社はよく、次のようなご相談を受けることがあります。

  • 「フェイスブックはやった方がいいんでしょうか?」
  • 「ツイッターって流行ってますけど、どうなんでしょうか?」
  • 「ブログを書いたほうがいいって聞いたんですけど…」

「流行っているから」「いいと聞いたから」こういう理由で使い始めるのはお勧めできません。

なぜかというと、「手段の目的化」が起こってしまっているからです。

フェイスブックもツイッターもブログも、他のどんなネット集客法も、「数ある手段の中の一つ」に過ぎません。

「~~を使って何かしよう」ではなく、「~~という目的を達成するために、~~を使おう」という考え方が重要です。

無理なメディアミックスは必要ない

最近、よく「メディアミックスが重要だ!」というお話をよく聞きます。

メディアミックスというのは、簡単に言うと「いろいろなツール(メディア)を組み合わせて、それぞれのメリットを活かしていく方法」のことです。

確かに正しいことを言っているのですが、メディアミックスは非常に大変です

しっかり計画を立てて、全体像を把握しながら運営して行かないと、「時間と労力とお金だけかかって、結局効果がなかった」ということにもなりかねません

弊社も、メインのホームページブログ(今ご覧頂いているこれです)フェイスブックページユーチューブメールマガジンをミックスさせていますが、運営していくのには結構な時間と労力がかかっています。

弊社はWEB関連のことが本業なのでいいと思いますが、士業の先生は、メディアミックスをすることが本業ではないはずです。

私は今までに多くの士業の先生方に関わらせていただいていますが、メディアミックスを勧めたことはほとんどありません。

無理にミックスさせずに、効果が出やすい手法に集中して取り組むほうが、結果的に費用対効果も高くなるものです。

お勧めは「ホームページ」「SEO」「PPC」

士業事務所のネット集客戦略は、「ホームページ」「SEO」「PPC」が最もお勧めです。

「ホームページを作って、検索してくるお客様をSEOとPPCで集客する」という流れです。
(つまり、検索エンジンマーケティングです)

検索エンジンマーケティングがなぜ効果的なのかというと、「お客様が既に需要を感じている(だからこそ検索する)」からです。

需要を感じているお客様は、サービスを必要としています。

つまり、先生のサービスを求めています。

そのお客様にサービスを届けてあげることが、一番効果的ですし、お客様にも喜ばれます。

先生もぜひ、「ホームページ」「SEO」「PPC」でネット集客を成功させてください。

参考になれば幸いです。

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