2013年1月11日 | SEO対策, ウェブマーケティング

「SEOの罠」と「SEO業者の選び方:3つのポイント」

弊社がよくいただくご相談の一つなのですが、「せっかくホームページを制作して、SEOもして上位表示したのに、お問い合わせが1件もありません」ということをよく聞きます。

こういうことが起こると、「HPを作ってSEOをしたのにお問い合わせがない=士業はネット集客は無理」と感じられる先生もいらっしゃるかもしれませんが、それは誤解です。

SEOを含め、ネット集客には「効果が上がりやすい手順」があり、その手順から外れてしまうと、いくら時間やお金をかけても上手くいかないことがあります。

今回は、SEOについての注意点と、効果的な手順をお伝えしたいと思います。

※SEOについての基礎的な知識は、こちらのページでご紹介しておりますので、ご参照ください。

SEOの罠!?「検索順位アップ=売上アップ」ではない

SEO(検索エンジン最適化)というのは、「検索された時の順位を上げるテクニック」のことです。

「検索順位を上げる」のがSEOであって、「売上を上げる(お問い合わせを増やす)」のはSEOの仕事ではありません。

ここを混同してしまうと、先程の「せっかくホームページを制作して、SEOもして上位表示したのに…」という現象が起こってしまいます。

ホームページはお店のようなもの、SEOはチラシのようなもの

ホームページをお店に例えてみましょう。

お店を作ってチラシを撒いても、(言葉が悪いかもしれませんが)肝心のお店がボロボロでは、売上は上がりませんよね。

ホームページもこれと同じです。

ホームページを作ってSEOをして検索順位が上がって、アクセス数(つまり、ホームページを見に来てくれるお客様の数)が増えたとしても、ホームページに何かしらの問題があれば、お問い合わせは増えません

つまり、まず始めに「ホームページ自体を(反応が出るように)改善する」ことが必要になります。

手順としては、(1)ホームページの改善、(2)SEOでアクセスアップ

(1)ホームページの改善

まずはじめに、ホームページの改善を行います。

士業のホームページには、「成功する作り方の手順」が存在します。

詳しくは、こちらの「4STEP&7つの要素で成功する、士業ホームページの作り方」をご覧ください。

また、集客を考えたホームページの場合、「LPO(着地ページ最適化)」という対策が必須になります。

LPOについては、下記のページにて詳しくご紹介しておりますので、ご参照ください。

>> 「LPO対策(着地ページ最適化)とは?」はこちら

(2)SEOでアクセスアップ

反応が出るホームページができたら、SEOで順位を上げて、アクセス数を増やしていきましょう。

この際、「どのキーワードで上位表示させるか?」が非常に重要になります。

キーワードについては、下記の記事をご参照ください。

>> 「良いキーワードの3つの条件」はこちら
>> 「士業が狙うべき2つのキーワード」はこちら

また、1つのキーワードだけでなく、2つ以上のキーワードで集客できるようにした方が、アクセス数も増え、安定します。

この戦略を「ロングテール」と呼びます。

ロングテール戦略については、下記の記事をご覧いただければ幸いです。

>> 「ロングテールとは?」はこちら
>> 「ロングテールの3つのメリット」はこちら
>> 「ロングテールを意識したホームページ制作」はこちら

SEOの検索順位によるクリック率も知っておくと、対策がしやすくなりますのでお勧めです。

※もしたった1つのキーワードだけで勝負していた場合、そのキーワードで集客できなくなった途端にホームページからの売上がゼロになってしまいます。

そのため、複数のキーワードで勝負できるようにしておいた方が、安定して集客できるのです。

SEO業者の選び方(比較方法):3つのチェックポイント

ただ、SEOというのは技術的に難しい部分もあり、士業の先生ご自身で対策するのが難しい場合もあります。

そういう場合には、SEO対策をしてくれる会社(業者)にお願いするのもひとつの手です。

ただSEO業者も、「どこに頼んでも同じ」というわけではありません

大事なお金を無駄にしないためにも、「SEO業者の選び方(比較方法)」を知っておきましょう。

SEO業者を選ぶときには、次の3つのポイントをチェックすることをお勧めします。

  • (1)詳細なキーワード選定をしてくれる
  • (2)ホームページの改善提案をしてくれる
  • (3)順位アップだけでなく、売上アップを考えてくれる

(1)詳細なキーワード選定をしてくれる

SEOでは、「どのキーワードで上位表示させるか?」が非常に重要なポイントになります。

(極端な話ですが、例えば名古屋の税理士の先生のHPが「札幌 税理士」で上位表示していても意味がない、ということです)

キーワードで重要なのは、次の3つのポイントです。

  • そのキーワードの検索数
  • そのキーワードで戦っているライバルの状況(ライバルチェック)
  • そのキーワードを検索するお客様の購買意欲

詳しくは、先程もご紹介した「良いキーワードの3つの条件」でご紹介しています。

これらの「検索数」「ライバルの状況」「キーワードの購買意欲」をしっかり調べてくれるSEO業者を選びましょう。

※SEO業者によっては、「キーワードはご自身で決めてください」というところもあります。
ご自身でどのキーワードが良いかを判断できれば、こういった業者にお願いするのも良いでしょう。

(2)ホームページの改善提案をしてくれる

先程もお伝えしましたが、「SEOで上位表示する=売上アップ」というわけではありません。

ホームページ自体の成約率(お問い合せ率)を上げることが、SEOをする前に必要になります。

LPO対策(着地ページ最適化)の考え方にそって、ホームページの改善提案をしてくれる」SEO業者を選びましょう。

SEOで上位表示するための内部対策まで考えて、ホームページの改善提案をしてくれるところがお勧めです。

(3)順位アップだけでなく、売上アップを考えてくれる

士業の先生がSEOをする真の目的は、「HPを上位表示させること」ではないと思います。

最終的に、「売上をアップさせること」が、士業の先生の真の目的であるはずです。

「~~のキーワードで1位!」というのは確かにすごいですが、問題は「それ自体が目的ではない」ことです。

SEOは、あくまで「売上アップのためのひとつの手段」に過ぎません。

もし先生のHPにとって、SEOよりもPPCなどの他の対策の方が効果が高いのであれば、PPCを提案してくれる方が親切な業者と言えます。

真の目的は「売上をアップさせること」。これを一緒に考えてくれる業者は、信頼できると言えるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

SEOというのは、ある意味、魔法のように聞こえる場合もあります。

「検索で1位になれば、たくさんのお客様がホームページを見てくれる。儲からないはずがない!」のように感じてしまうかもしれません。

しかし、何度もお伝えしましたように「検索1位=売上アップ」ではありません

売上をアップさせる(お問い合せを増やす)には、SEOだけではなく、先生のホームページも最適化していかなければなりません。

SEOもホームページ改善も、トータルで考えて対策を行なっていただければ嬉しく思います。

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