ここでは、「決算申告(決算代行)」に特化した、税理士のホームページを8個、ご紹介させていただきます。
決算申告の依頼を検討しているお客様のうち、多くは「ギリギリになって」お問い合わせをしてきます。
そのため、「急な依頼にも対応します」という一文は、非常に重要なポイントになってきます。
また、「1ヶ月を切っても大丈夫」「~~だけご用意ください」のように、
ということを伝えることも大切です。
こういったお客様の心理を汲み取って、ファーストビュー(ホームページを開いた時に見える範囲)に、上記のような情報を配置していくとお問い合わせも増えてきます。
※ファーストビュー:ホームページを開いた時に見える範囲のことを指します。
「決算申告5万円」のように、最初の段階で料金がすぐに分かるようにしています。
料金は、お客様が気にしている情報の一つですので、最初に見せるのは良い方法です。
ただ、値段の安さだけを推してしまうと「安かろう悪かろう」と思われてしまうこともあります。
上記HPのように、品質の高さも合わせてアピールし、反応を高める対策をしているのは、素晴らしいと思います。
お客様も、安心してお問い合わせできますよね。
「こんな方に選ばれています!」というコンテンツは、反応率(お問い合わせ率)を高める上で役立ちます。
これを見たお客様は、「あ、これって自分のことだ」のように、お客様ご自身に重ねあわせてイメージしてくれるので、反応が高まるのです。
「決算だけお願いしたい」というお客様は、創業間もない個人事業主・法人で、決算が初めてということも多いものです。
「初めてでどうしたら良いのか分からない」など、想定されるお客様を掲載することで、お問い合わせが増えやすくなります。
「ご依頼までの流れ」も明記されているので、全体像をイメージしやすく、お客様が安心してお問い合わせできるように配慮された、素晴らしいホームページだと思います。
「最短3日、39,800円で~」のように、早さと安さを大きく打ち出しています。
お客様の気持ちを反映させた、良いキャッチコピーになっています。
お客様の声を掲載したり、「取り引きいただいた企業200社突破!」のように実績も出すことで、信頼感をアピールしています。
また、他の税理士事務所の決算申告報酬との比較を載せることで、どれだけ違いがあるのか?が、視覚的にも分かりやすくなっています。
ホームページは、お客様にとってどれだけ分かりやすいか?がポイントになりますので、こういった表などで工夫することは、素晴らしい取り組みだと思います。
「こんなご相談をよくいただきます」というコンテンツが入っています。
お客様はこれを見て、「自分と同じような状況の人も依頼しているんだな」とイメージしてくれ、結果お問い合わせが増えやすくなります。
「周りにも自分と同じような人がいて、その人も依頼している」というのは、お客様の意思決定を後押ししてくれるのです。
「支持される5つの理由」の箇所では、実績値も掲載しているので、パッと見ただけでも信頼できることが伝わり、お客様も安心できますね。
また、料金が「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の3つに分かれているので、お客様それぞれに合うプランを選びやすくなっており、親切な書き方と言えます。
サイト右側に、著書紹介が掲載されています。
こういった社会的証明(第三者から見た先生の評価)は、信頼感をアピールする上でとても重要なコンテンツです。
他にも、
などのコンテンツも、社会的証明として有効です。
また、「なぜ、決算だけでも頼めるのか?」を明記し、事務所の強みをアピールしているので、お客様も納得して、安心してお問い合わせができるように配慮されています。
右サイドメニュー部分にある「マンガ解説」がとてもユニークです。
マンガというのは、ついつい読んでしまうもので、お客様の目を引く良いコンテンツになります。
お客様にとっても、ただ文章で書かれているよりも、ストーリーがある漫画の方が、スムーズに理解できますよね。
マンガの中で「決算申告を税理士に依頼することのメリット」「事務所の特徴」などをアピールできれば、より事務所の良さを伝えることができます。
漫画コンテンツは今後、ホームページに限らず、事務所紹介など、いろいろな媒体に使える有効な方法になってくるでしょう。
とてもシンプルで分かりやすいヘッダー(キャッチコピー)です。
その下に「決算駆け込みセンターが選ばれる理由」として、特徴が羅列されています。
どんなサービスでもそうですが、お客様は「ここと他の事務所は、何がどう違うのか?」を知りたがっていますので、事務所の特徴を伝えることはとても重要です。
※特徴は3つ、5つ、7つにすると印象に残る
人間の感覚として、
のように、3・5・7という数は頭に残りやすく、覚えてもらいやすくなります。
逆に、7個を超えてしまうと覚えづらくなってしまうので、3・5・7のどれかでまとめることをお勧めします。
決算申告サービスに限らず、税理士のホームページには「お客様が知りたいこと、求めていることを伝えてあげる」ことが重要です。
決算であれば、「早く」「楽に」「(できれば)安く」がお客様が知りたいこと、求めていることです。
ですので、ファーストビューにもこういった情報を盛り込み、かつ事務所の特徴の箇所にも盛り込むことをお勧めします。
また、単に事務所の特徴ばかりを推すのではなく、社会的証明も取り入れて、信頼感をアピールすることも重要です。
参考になれば幸いです。
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