HPを作る時に参考になる、社会保険労務士のホームページ事例を7個まとめました。
それぞれの事務所が、どんなコンテンツを載せているのか?などにご注目ください。
※掲載順は、順不同です。
ホームページを開いた瞬間に、スタッフの方の顔が分かるようになっています。
社会保険労務士に限らず、士業のビジネスというのは「先生本人が商品」です。
そのため、「どんな人がいるのか?」「誰が担当してくれるのか?」は、お客様にとってとても気になるものです。
顔写真はもちろん、代表プロフィールや、スタッフが複数いるのであれば、個々のスタッフ紹介も載せておくことをお勧めします。
また、お客様の声もしっかり集めていて、素晴らしいですね。
新しいお客様(新規顧客)は、お客様の声をすごく気にします。
この「お客様の声」や、その他にも「著書の出版経歴」「メディア掲載実績」などは、社会的証明(第三者が見た時の評価)と呼ばれるコンテンツです。
社会的証明があるかないかで、ホームページからのお問い合せ数が大きく変わってきます。
代表の先生の著書も紹介されています。
「本を出版している」というのは、大きな信頼になりますし、集客にもプラスになります。
他にも、「新聞に取り上げられました」「取材を受けました」などのコンテンツがあれば、載せておきましょう。
こういったものも、すべて社会的証明(第三者が見た時の評価)になります。
サービス内容を、大きく
の2つに分けて掲載しています。
すべてのサービスを並列に並べてしまうと、ゴチャゴチャしてしまい、分かりづらいホームページになってしまう場合もあります。
この社会保険労務士あかり事務所さんでは、サービス内容を大きく2つに分けることによって、分かりやすい構成にしています。
※意外かもしれませんが、お客様は、ホームページをじっくり読んでくれません。
「分かりづらい」と判断されてしまうと、その瞬間にホームページを読むのをやめてしまいます。
いくら素晴らしいサービス内容でも、いくら良いことが書かれていても、読まれなければ意味がありません。
ですので、「分かりやすさ」というのは非常に重要なのです。
この「分かりやすさ」というのは、
の両方を含みます。
ここは、税理士と社会保険労務士の事務所が一緒になっています。
複数の資格があることで、色々なサービスの組み合わせが考えられます。
例えばこの場合なら、
というサービスを行なっているようです。
他にも、例えば
なども考えられます。
士業の業界は、組み合わせ次第で多くのサービスを生み出せますし、そうすることでライバルとの差別化にもなります。
http://www.roushi-trouble.com/
労使トラブル・労務管理に特化した、社会保険労務士ホームページです。
特化することのメリットとしては、
こういったものが挙げられます。
社会保険労務士のホームページであれば、他にも
なども良いでしょう。
【「給与計算」と「労務トラブル解決・防止」が、アドバンス社会保険労務士法人の強みです】
このように、「事務所の強み」をお客様に伝えることは、とても大切なことです。
言葉が悪いかもしれず申し訳ございませんが、お客様は「どの社会保険労務士事務所も同じだろう」と思っています。
そうなると、結局値段だけの勝負になってしまいます。
しかし、本当のところはそうではないはずです。
それぞれの事務所の強みや特徴が、必ずあります。
事務所の強みや、他との違いをお客様にしっかり伝えてあげる事で、「あ、ここは他の社会保険労務士事務所とは違う」ということに気づいてもらうことができます。
「事務所の強み」は、伝えなければ伝わらないのです。
また、このホームページにも
などの社会的証明が掲載されています。
先ほどお話した「事務所の強み」だけだと、お客様はまだ不安に感じています。
そこに、社会的証明がたくさんあることで、「あ、この事務所は多くの人に愛されているんだ」と感じていただけます。
そうなれば、自然とお問い合せも増えてきます。
「社会的証明」も、伝えなければ伝わらないのです。
先ほどのアドバンス社会保険労務士法人の、給与計算サービス特化型ホームページです。
特化したホームページを持つことで、さらに集客の窓口を増やすことができます。
このように、「掲載する業務内容を1つに絞ったサービス特化型のホームページを複数持つ」、という方法は、社会保険労務士事務所のネット集客に向いている方法と言えます。
お客様は、「社会保険労務士 + 地域名」のような士業名を含むキーワードよりも、「給与計算 代行」のように、サービス名を含むキーワードで検索してきやすい傾向があるためです。
サービス特化型のホームページにすることで、サービス名を含むキーワードで検索された時に、SEO的にも有利になりますし、かつホームページそのものを分かりやすい構成にすることができるので、集客力を高めやすいのです。
「渋谷・新宿・千代田区エリアで~」と、対応地域が目立つように表記されています。
お客様の心理として、「近い社会保険労務士の先生に頼みたい」という思いがある場合が多いので、対応地域をしっかり伝えるのは大切なことです。
また、左サイドメニューの最上部に、無料相談のご案内があります。
左上のエリアは、ホームページを見るお客様が最初に注目する場所ですので、ここの使い方はとても大切になります。
無料相談は、お客様の行動につながるので、良い配置だと思います。
お客様は、ホームページを隅から隅まですべて見てくれるわけではないので、「見てもらいたいコンテンツ」、「クリックしてほしいコンテンツ」は、ホームページの中でもより目立つ位置に載せていくことをお勧めします。
(2014年7月28日追記)
社会保険・労働保険の手続き代行サービス │ 今中社会保険労務士事務所
社会保険と労働保険の手続代行サービスに絞った、サービス特化型HPです。
お客様が陥りやすい状況を、ケーススタディで分かりやすく伝えているのが素晴らしいと思います。
また、代表の社会保険労務士の先生のお写真が、複数掲載されているのもポイントです。
士業は、「人が商品」ですので、その人の雰囲気を伝えるためにも、お写真は必須です。
写真があることで、お客様も安心してお問い合わせをすることができるのです。
(2015年7月3日追記)
辞めさせたい問題社員対応サポート │ 最短即日無料訪問相談
問題社員への対応サービスに特化したサイトになっています。
サービス特化型にすることで、一般的な社会保険労務士のホームページ(総合的なサイト)よりも、訴求力が格段にアップしています。
「問題社員を辞めさせていたい」とお悩みの経営者にとって、心強いサービスの見せ方と言えます。
(2015年7月3日追記)
労働基準監督署の調査対応サポート │ 最短即日お伺いします
労働基準監督署の調査対応に絞り込んだ、サービス特化型HPです。
こういった、「緊急性のあるお客様を集客する」という視点は、非常に有効な集客方法です。
「労基署から通知が来た!調査されるみたいだけど、何をすればいいんだろう?」と急いでいる経営者が検索してくるところをイメージし、文章内容が練られているのも素晴らしいと思います。
(2015年7月3日追記)
経営者・総務担当者のためのセクハラ・パワハラ対策センター
セクハラ対策や、パワハラ対策の研修を打ち出しているホームページです。
「セクハラ・パワハラ防止コンサルタント」という資格を持っている、ということが、他社にはないウリになっています。
また、お客様の要望である「参加型の研修」を実施できる、というのも強みになっています。
(2016年2月6日追記)
熊本障害年金サポートセンター │ 運営:たびら社会保険労務士事務所
障害年金の申請代行のサービスに特化したホームページです。
「着手金0円・完全成功報酬」のように、ユーザーにとってメリットになる情報が大きめに分かりやすく表現されています。
また、障害年金のようなBtoCサービス(対個人向けのサービス)の場合、スマホ対応できているかどうか?も重要なポイントです。
グーグルのキーワードプランナーで調べてみたところ、障害年金関連のキーワードの約54%は、スマートフォンで検索されているようでした。
このホームページは、スマホ対応もできているので、ユーザーにも配慮できていると言えます。
(2016年11月8日追記)
退職金の積立コンサルティング │ 運営:佐伯社会保険労務士事務所
オレンジを基調とした、オシャレかつ見やすいホームページです。
退職金の積立コンサルティングをメインで打ち出している社労士事務所は少ないので、ターゲットをより絞り込んだ事例と言えます。
「退職金の積立:4つのステップ」のように、分かりやすく解説されているのがミソですね。
(2017年1月17日追記)
助成金・給与計算もお任せ。顧問は静岡県浜松市の社会保険労務士法人ローム
助成金の実績数をはじめ、平均取得額も載せていて、とても信頼感が伝わってくるページになっています。
給与計算だけではなく、振込にも他追撃しているという部分も、他の社労士事務所と差別化されていますね。
多くの企業が悩む社員教育の提案など、まさに企業目線の顧問サービスを提供している事務所といえます。
今回の社会保険労務士のホームページ事例では、「事務所本体のホームページ+特化型ホームページ」という組み合わせのものを中心にピックアップしました。
一般的には、以下のような流れがベターと言えます。
(1)事務所本体のホームページを立ち上げる
(2)特化型ホームページを、各サービスごとに立ち上げる
事務所本体のホームページだけでも十分に集客できる場合もありますが、やはり限界があります。
特化型ホームページも併用することで、ネット集客をより強化し、さらなる新規開拓、顧客獲得、営業・集客力アップ、売上拡大が期待できます。
「事務所本体のホームページ+特化型ホームページ」の事例については、弁護士のネット営業・ホームページ集客事例の方でも取り上げていますので、合わせてご参照いただければ幸いです。
先生もぜひ、「事務所本体のホームページ+特化型ホームページ」を実践していただければと思います。
参考になれば幸いです。
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