士業専門HP制作会社の私がこんなことを言うのもアレですが、ホームページは作っただけでは集客できません。
ホームページを作り、SEOやPPCでお客様を集客(アクセス数アップ)しなければ、お問い合わせは発生しません。
それでは、闇雲にホームページを作って集客すれば良いのかと言うと、実はそうではないのです。
闇雲に作ったHPに集客しても、ザルに水を注いでいるような状態になってしまい、労力をかけたわりには効果が感じられないということもあります。
ここでは、よくある失敗例を元に、「成功する士業ホームページの作り方」を考えてみたいと思います。
弊社がよくいただくご相談を、2つご紹介します。
この2つのお悩みの原因の多くは、【自分の言いたいことばかり言っているホームページになっている】ことです。
自分の言いたいことではなく、【お客様が聞きたいことを言うホームページ】にする必要があります。(つまり、平たく言うと「お客様目線のHP」にすることが大事、ということです。)
例えば、ホームページの一番目立つところに「私たちは、お客様の笑顔のために頑張っています」などの事務所の理念を掲げているホームページをよく見かけます。
しかし、お客様は、事務所の理念を一番に聞きたくてホームページを見ているのではありません。(理念を書いてはいけない、ということではなく、載せる場所を考える必要があるということです。)
お客様が一番聞きたいこと、それは…
「この事務所は、私の悩みを解決してくれるのか?」です。
つまり、お客様が知りたいのは、「自分の悩みを解決してくれる根拠」です。
例えば、次のようなコンテンツが必要になります。
※「メディア掲載実績」や「著書の出版歴」がない場合には、それは無視して他のものをできる限り取り入れることをお勧めします。
これらが掲載されていると、お客様が「この事務所なら、自分の悩みを解決してくれそうだ」と感じてくれて、お問い合わせにつながります。
ただ、先程の7つのコンテンツだけでは、まだ不十分です。
それ以上に重要なのが、【キーワード】です。
ホームページを作る上で必ず考えなくてはいけないのが、【お客様がどんな言葉(キーワード)で検索しているのか?】なのです。
「お客様が検索する」ということは、すなわち「需要がある」ということです。
例えば、「新宿 税理士」で検索するお客様は、「新宿で税理士を探している」可能性が高いと考えられます。
他にも、「大阪 会社設立」で検索するお客様は、「大阪で会社設立したい」可能性が高いと考えられます。
それぞれ、検索する人の需要に合わせて
のようなホームページを作れば、お客様の需要にぴったりマッチしますので、成約率(お問い合わせにつながる確率)は非常に高くなります。
とは言え、「お客様がどんなキーワードで検索しているのかなんて知らない」という先生も多いと思います。
そこで役に立つのが、グーグルキーワードアドバイスツールです。
このツールを使うと、
などのデータが分かりますので、キーワードを調べたい時はとても便利です。
グーグルキーワードアドバイスツールの使い方は、動画で解説していますので、よろしければご覧ください。
>> グーグルキーワードアドバイスツールの使い方【動画解説】はこちら
グーグルキーワードアドバイスツールで、よく検索されているキーワードが分かったら、あとはキーワードから逆算してホームページを作っていきます。
例えば、調べた結果、「名古屋 相続」というキーワードがよく検索されていたとします。
「名古屋 相続」で検索するお客様は、おそらく名古屋で相続に悩んでいる可能性が高いはずです。
それなら、ここから逆算して作るべきホームページは「名古屋の相続サポートセンター」のようなタイトルがベターだと考えられます。
※ここでは参考例として「名古屋」の地名を出しています。
※「良いキーワードの3つの条件」や「士業におすすめのキーワード」も合わせてご覧いただければ幸いです。
お客様の需要(キーワード)から逆算すれば、成約率の高いホームページを制作できるのです。
以上から、成功する士業ホームページの作り方の流れをまとめてみます。
先生のホームページは、これらの流れが実践できていますでしょうか?
ぜひチェックしてみてくださいね。
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