対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業
今日は、「仕事時間を圧倒的に短縮する方法」をご紹介させて頂きます。
士業は、労働集約型(働いた分だけ収入になる)のビジネスなので、いかに効率よく仕事を進めるか?で、売上を大きく左右してきます。
突然ですが、先生の時給はいくらでしょうか?
アルバイトでもない限り、「時給」という考え方はあまりしませんが、とても重要な考え方になります。
特に、独立されている方は、やろうと思えば、一日中働くこともできてしまいます。
しかし、それだけ成果が出ているかどうか?は、また別の話です。
いくら長時間仕事をしても、成果につながらなければ、もったいないですよね。
この「成果」を客観的に判断しやすいのが、「時給で考える癖をつけること」なのです。
例えば、30万円で請け負った仕事を完了するのに、50時間かかったとしたら、時給は【30万円÷50時間=6000円/時】となるので、時給6000円ということになります。
30万円で請け負った仕事を、20時間でできるようになれば、【30万円÷20時間=15000円/時】となるので、時給15000円ということになります。
このように、作業効率を上げて、仕事時間を短縮することができれば、時給が増え、最終的な売上もアップさせることができるのです。
※余談ですが、時給に関する更に詳しい内容は、以下もご参照頂ければ幸いです。
>> 「HP制作業者に依頼すると得か?損か?」を見抜く方法
ここでは、私(大林亨輔)が実践している、仕事時間を短縮する5ステップをご紹介させていただきます。
個別コンサルティングなどでも推奨している方法になりますので、ぜひご活用いただければ幸いです。
まず、自分が今抱えている仕事をすべて箇条書きで書き出していきます。
例えば、以下の様なイメージです。
すべて書き出すことで、まずは全体像を把握します。
次に、仕事を細分化していきます。
例えば、先ほど「セミナーの準備をする」という項目がありましたが、セミナーの準備にも、いろいろなものが含まれていますよね。
もちろん、これ以上に詳しく書き出すこともできますが、大切なのは「大きな仕事を、細かい仕事に分ける」ことです。
「セミナーの準備をする」だけだと、何から始めていいかが分かりづらく、また、何が終わっていて何が終わっていないか?を把握しづらいので、仕事時間を短縮することが難しくなります。
今すぐ手を付けられるレベルまで細分化しておくことで、効率よく進めることができるようになります。
各業務の細分化が終わったら、それらを並べ、優先順位を決めていきます。
この時、「似たような業務はなるべく同じタイミングでやる」のがポイントです。
人間は、作業内容がコロコロ変わると、そのたびに頭をリセットしなければいけないので、効率が落ちてしまうのです。
似たような書類を複数作るなら、それらは同じタイミングで手を付けたほうが、仕事時間の短縮につながります。
先生は、パーキンソンの法則というものをご存知ですか?
【パーキンソンの法則(ウィキペディアより)】
注目していただきたいのは、第1法則の方です。
第1法則は、要するに、「タイムリミットがない仕事は、いつまでたっても終わらない」ということを指しています。
先生も、「あと3時間しかない!」という時と「今日は一日まるまる余裕を持って仕事ができる」という時を比べると、仕事の質や量はあまり変わらなかった…なんていう経験、ありませんか?
人間は、タイムリミットがないと、際限なく仕事を増やしてしまうのです。
そのため、自分で意図的にタイムリミットを決めてしまった方が、仕事時間は圧倒的に短縮できます。
(1)~(4)までできたら、あとは脇目もふらずに、優先順位の高いものから取り組んでいきましょう。
段取りが終わっているので、あとは「やるだけ」です。
仕事時間を短縮するには、「その仕事を始める前に、どれだけ段取りができているか?」が非常に重要になります。
段取りをするのは、いつでもどこでもできます。
電車の中でも、お昼ごはんを食べながらでも、メモやスマートフォンなどがあれば、その場でできてしまいます。
席について「さて、次は何をしようか?」と考える時間が、もっとも無駄です。
実際私は、これを実践することで、業務効率を3倍以上に改善することができています。
この無駄を無くすためにも、上記の5ステップで、しっかり段取りをしてみてくださいね。