対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業
先生は、「顧客生涯価値(LTV:ライフタイムバリューなどとも呼ばれます)」という言葉をご存知ですか?
ネット集客において、「顧客生涯価値」というのはとても大切な考え方です。
顧客生涯価値(LTV:ライフタイムバリュー)とは、「一人のお客様が、一生のうちに、どれくらいのお金を事務所に支払ってくれるか?」の金額になります。
例えば、10万円の商品があって、一人のお客様が一生のうちに3回買うとしたら、その商品の顧客生涯価値は「10万円×3回=30万円」になります。
つまり、扱う商品やサービスによって、この顧客生涯価値は変わってきます。
会社設立などの単発の業務であれば、リピートが期待しづらいことをふまえると、顧客生涯価値は1回の売上分になります。
税理士や弁護士の顧問契約や、社会保険労務士の給与計算サービスのように、継続的に売上が期待できるものは、顧客生涯価値も上がります。
ネット集客では、この「顧客生涯価値(LTV:ライフタイムバリュー」を考えて集客する必要があります。
ここでは分かりやすいように、税理士の顧問契約を例に挙げてみます。
仮に、月3万円の顧問料だとすると、決算料なども加味して、1年間で得られるのは「月3万円×12回+決算料等=約50万円」と計算できます。
(一般的に、継続性のあるサービスの場合、顧客生涯価値は1年間で計算することが多いです)
お客様が継続すれば、2年目にも50万円、3年目にも50万円、のように、どんどん積み上がっていきます。
そのため、例えばお客様一人を獲得するのに20万円の広告費がかかったとしても、長い目で見ればペイできる計算になります。
極端な話、最初は赤字でも、顧客生涯価値さえ計算できていれば、最終的には売上が上がります。
こう書くと、「自分は税理士じゃないから関係ないな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
司法書士や行政書士といった他士業でも、考え方によってはリピート性のあるサービスを生み出すことは可能です。
会員制サービスなどは、その一つと言えますね。
こういった発想が大切になります。
先生の場合だったら、どのような使い方ができそうですか?
【各士業のWEB集客戦略】