対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業
ここでは、【SEOとPPC(リスティング広告)のクリック率の差】についてお話いたします。
これを読むことで、「SEOとPPCを効率よく実践できる」ようになります。
SEO(自然検索)と、PPC(リスティング広告、検索連動型広告)のクリック率の違いは、以下のようになっています。
SEO(自然検索) | PPC(リスティング広告) | |
1位 | 15.08% | 4.54% |
2位 | 10.26% | 1.79% |
3位 | 7.32% | 1.51% |
4位 | 4.94% | 1.17% |
5位 | 4.95% | 0.93% |
6位 | 2.21% | 0.77% |
7位 | 2.04% | 0.68% |
8位 | 2.39% | 0.54% |
9位 | 1.45% | 0.51% |
10位 | 1.84% | 0.57% |
1~10位のクリック率合計 | 52.48% | 13.01% |
※もちろん上記のデータは、あくまで平均的なクリック率であり、検索キーワードや、それぞれのタイトルなどによってもクリック率は変わってきます。
【参考記事】
なお、SEOのクリック率についての更に詳しい内容は、以下をご参照下さい。
>> SEOの検索順位ごとのクリック率:1位とそれ以外の差とは?
上記の表を見ると、SEO(自然検索)と、PPC(リスティング広告、検索連動型広告)のクリック率は、おおよそ8:2くらいになっていることが分かります。
(クリック率の合計「52.48%:13.01%」より)
つまり、ざっくり考えると、月間検索回数1000回のキーワードがあったとしたら、そのうち
であると言えます。
このことから、SEOでの上位表示は、PPCよりも、アクセスアップ効果が高いであろうことが予想されます。
ここまでの内容考えると、「じゃあ、PPCは捨てて、SEOだけやった方がいいんじゃないか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そうではありません。
SEOにもPPCにも、それぞれにメリットとデメリットがありますので、どちらか一方だと大きな機会損失になってしまう恐れがあります。
以下に、SEOとPPCを両方行うべき理由を、列挙いたします。
まず一つ目の理由として、「アクセスアップを達成するまでの時間を短縮するため」にも、PPCは外せません。
SEOは、上位表示までに時間がかかるケースが多いため、SEOだけだとなかなかアクセスアップの効果を感じにくくなります。
PPCは、設定さえすれば表示されるので、スピーディーにアクセスを増やすことができます。
アクセスを早く集められるということは、それだけ早期に、お問い合わせ増、売上増を実現できる可能性がある、ということになります。
SEO(自然検索)の検索順位は、検索エンジンのアルゴリズムに大きく左右されます。
そのため、昨日までは検索1位だったのに、今日見たら100位以下になっていた…なんていう可能性もゼロではないのです。
SEOだけに頼ってしまうと、万が一、検索順位が下落した際に、お問い合わせも激減してしまう可能性があるのです。
これでは、安心してネット集客に取り組めないですよね。
それに比べてPPCは、そこまで表示位置がコロコロ変わることがないので、比較的安定してアクセスを集めることができます。
実は、PPCを先に行うことで、「費用対効果の高いキーワードを見つけ、効率よくお問い合わせを獲得できる」ようになります。
詳しくは、下記の記事をご参照下さい。
単純に考えて、SEO(自然検索)の枠にも、PPC(リスティング広告、検索連動型広告)の枠にも、両方に自分のHPが掲載されていたら、ライバルを一人減らすことができます。
ライバルが減り、自分のHPの枠が増えれば、それだけ検索結果を支配することができますよね。
基本的に、SEOの枠が10個、PPCの枠が10個ありますが、片方だけだと「20分の1」しか支配できませんが、両方で表示されていれば「20分の2(=10分の1)」を支配できます。
これは、大きなメリットになります。
SEOとPPCのクリック率だけを見ると、確かにSEOの方が有利なように思えます。
しかし、上記の通り、クリック率だけでは測れないメリットというのも多数存在します。
どちらか一方に偏らず、バランスの良いアクセスアップを目指しましょう。