2013年4月1日 | ウェブマーケティング

「近くの士業事務所のHPがライバル」とは限らない

ネット集客において、「ライバルの存在」は正確に把握しておく必要があります。

しかし、「ネット上のライバル」というのは、実は「先生の事務所の近くにある同業他者のHP」とは限りません

ライバルを正しく把握できないと、正しい対策を行うことができなくなってしまい、集客効果も半減してしまいます。

そこで今日は、「先生のライバルの”正しい”チェック方法」を解説させていただきます。

ネット集客における「ライバル」の定義

まずは、ネット集客におけるライバルの定義を明確にしましょう。

ライバルは、次のように定義されます。

ネット集客における「ライバル」とは?
先生が狙っているキーワードで検索した時に表示される、すべてのホームページ(検索結果)のこと

ライバルを見極める上での注意点

ここで注意していただきたいのが、必ずしも「先生の事務所と、距離的に近くにある事務所」がライバルとは限らない、ということです。

ネット上では、お客様は「検索結果」を見てホームページを選びます。

ですので、同じ検索結果の中にあるのであれば、たとえ物理的な距離が離れていても、それはライバルです。

また、例えば「会社設立」と検索した時に、「税理士事務所」「司法書士事務所」「行政書士事務所」の3つのホームページが出てきたら、それらはライバルの関係になります。
(同じ検索結果内に表示されているから、です。)

税理士のライバルは税理士のホームページのみ、司法書士のライバルは司法書士のホームページのみ、ではないのです。

また他にも、例えば「税理士 新宿」と検索した時に、「税理士事務所」「税理士紹介サービス」の2つのホームページが出てきたら、それらもライバル関係になります。
(これも理由は、同じ検索結果内に表示されているから、です。)

「同じ検索結果内に表示されている = ライバル」という認識を持つようにしましょう。

ライバルチェックでチェックすべきポイント

ライバルが誰か?が分かったら、次は「ライバルに勝てるかどうか?」を調べる必要があります。

これを、「ライバルチェック」と呼びます。

ライバルチェックでは、チェックすべきポイントがたくさんありますが、主に以下のようなものを調べます。

  • (1)「HP構成」「HPの見やすさ」などの、HPそのものに関連すること
  • (2)「サービス内容」「値段」などの、サービスに関連すること
  • (3)「SEO対策やPPC出稿をしているのか?」などの、集客対策に関連すること

(1)「HP構成」「HPの見やすさ、分かりやすさ」などの、HPそのものに関連すること

まずは、ライバルの「HP構成」「HPの見やすさ、分かりやすさ」などをチェックしましょう。

これは単純に、目視で行います。

  • ホームページを開いた時の印象はどうか?
  • 文章は分かりやすいか?
  • お問い合わせまでの流れ(導線)はスムーズにできているか?

こういったポイントを目視でチェックしていきます。

(2)「サービス内容」「値段」などの、サービスに関連すること

次に、ライバルの「サービス内容」「値段」などをチェックしていきます。

  • どんなサービスを提供しているのか?
  • 誰に向けたメッセージを投げかけているのか?
  • 値段はいくらなのか?相場と比べてどうなのか?

これも、目視でチェックしていきます。

(3)「SEO対策やPPC出稿をしているのか?」などの、集客対策に関連すること

最後に、「SEO対策やPPC出稿をしているのか?」などをチェックしていきます。

これは、目視に加えて、専用のツールも使ってチェックすることをお勧めします。

  • タイトルタグにキーワードは入っているか?
  • どんなSEO対策を行なっているのか?
  • PPCは出稿しているのか?どんな広告文になっているのか?

これらをはじめとした各種要素を、目視とツールでチェックしていきます。

※ライバルチェック用のツール
例えば、次のようなツールがあります。

※海外の方がこういったツールも多い傾向があります。
ここでは、細かい使い方の解説などは割愛させていただきます。

これらを調べて、勝てる見込みがあるかどうか?を見極めたうえで、ネット集客に取り組むことをお勧めします。

※もしライバルが強すぎて勝ち目がないようであれば、キーワードを選び直すなど、別の市場で戦うことを検討する必要が出てきます。

まとめ

ネット集客にかぎらず、「誰がライバルなのか?」を正しく把握することは、とても重要なことです。

強敵だと思っていた相手が、実はそもそも敵ではなかったりすることもあります。

逆に、まったく認識していなかった相手が実は強敵だった、ということもあります。

先生のライバルを正しく把握して、ネット集客に取り組むようにしてくださいね。

参考になれば幸いです。

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