弊社にHP制作をご依頼いただく士業の先生のうち、約8割は「既にホームページを持っている」先生です。
そういった先生方から、ご依頼時に「今あるホームページはそのままにしておきたい」というご要望を頂くことが、結構多くあります。
先生によって理由は様々ですが、
などの理由で、残しておきたいと希望される先生が多いです。
そういった場合には、「ホームページを複数(2つ以上)持つ」ことをお勧めしています。
(つまり、今あるHPはそのままにして、新たに別のHPを制作する、ということです。)
例えば、税理士事務所の場合であれば、すでに「~~税理士事務所」のようなHPをお持ちのことが多いので、それに加えて
のような、それぞれのサービスに特化したものを別途制作する、といったイメージです。
ここでは、ホームページを複数(2つ以上)持つことで得られる3つのメリットについてお話させていただきます。
まずはじめに、「集客面で有利になる」というメリットがあります。
ホームページが複数あれば、単純に考えて、先生の事務所の窓口が増えることになります。
2つなら2倍に、3つなら3倍に、です。
お持ちのホームページの数が増えれば、単純計算しても、合計のアクセス数は増えます。
ホームページの集客力は、【アクセス数(お客様の数)】×【ホームページの成約率(お問い合わせ率)】で決まるので、アクセス数が増えるというのは、士業のネット集客を成功させる上で重要な要素になります。
次に、「成約率(お問い合わせ率)が上がる」というメリットがあります。
例えば、既に税理士事務所のHPをお持ちで
といった、各サービスに特化したホームページを作成するとします。
こうすると、「会社設立サポートセンター」の方には、おのずと「会社設立」に興味のあるお客様が集まるようになります。
また、「相続税申告相談オフィス」の方には、おのずと「相続税申告」に興味のあるお客様が集まるようになります。
各ホームページに、「そのサービスに興味がある、そのサービスを必要としているお客様」が集まるようになるので、成約率(お問い合わせ率)は上がりやすくなります。
一つのホームページで「企業顧問もやっています」「会社設立もやっています」「相続税申告もやっています」のように、複数のサービスをアピールしてしまうと、反応率が下がる傾向にあります。
このような、いわゆる「何でも屋さん」のようなホームページだと、お客様から見て「何をしてくれるところなのか分かりづらい」という印象を与えてしまうためです。
※昔ながらのファミリーレストラン(ラーメンもハンバーグも和食も、なんでもあるお店)が苦戦して、専門店が流行っているのと同じようなイメージです。
各サービスに特化することで、お客様から見て「ここは会社設立をしてくれるところなんだ」「ここは相続税申告をしてくれるところなんだ」というように、分かりやすい印象を与えることができます。
また、単に「~~事務所」とするよりも、サービスが絞られていたほうが、「専門家」のような印象を与えることができ、お客様からの信頼度も上がりやすくなります。
結果的に、こういった複数のホームページを持つことで、成約率(お問い合わせ率)を上げることができるのです。
SEO対策(検索エンジン最適化)には色々なポイントがありますが、その中に「そのホームページがどれだけ専門性が高い内容になっているか?」というポイントがあります。
検索エンジン(Google:グーグルやYahoo:ヤフー)は、「そのホームページには何に関する内容が書かれているのか?」を気にしています。
例えば”会社設立サポートセンター”であれば、検索エンジンは「このHPは会社設立に関するものだから、会社設立に関連するキーワードで検索されたら上位に表示させよう」と考えて、上位表示されやすくしてくれます。
逆にテーマが絞られていないと、「このHPは何に関連しているのか分かりづらいな…。検索順位はそこまで上位にしなくていいだろう」と考えてしまい、検索順位が上がりにくくなってしまいます。
ホームページを複数制作し、それぞれのサービスに特化させることで、専門性が上がります。
単純に考えて、「会社設立サポートセンター」には「会社設立」のことが多く紹介され、「相続税申告」の内容は入ってきません。
こうやって専門性を上げることで、検索エンジンに気に入られることができ、検索順位が上がりやすくなります。
ホームページを複数(2つ以上)持つことで、こういったメリットを得ることができます。
実際、2つ、3つと制作している先生も数多くいらっしゃいます。
(弊社のクライアントの先生ですと、最高で8つくらいのホームページをお持ちの先生もいらっしゃいます。)
ぜひ先生も、複数のHPを使って、ネット集客を成功させていただければと思います。
参考になれば幸いです。