士業のホームページに、よく次のような文言が書かれているのを見かけます。
実はこれらの文章は、ホームページを見ている新規のお客様(新規顧客)を逃してしまう一言が含まれています。
先ほどの文章に出てきた「何でも」「いろいろ」「~~全般」という表現は、それを書いた士業の先生本人しか内容が分かりません。
お客様は基本的に、士業の業界の知識に詳しくありません。
※イメージとしては、お客様は中学1年生くらいの知識しかないと考えたほうがベターです。
人間は、自分が普段接していない知識については、中学1年生くらいの知識レベルしかないことが多いのです。
お客様は、「何でもって書いてあるけど、どこまでやってくれるんだろう?ここにお願いすると、自分の悩みは本当に解決されるんだろうか?」と不安に感じています。
不安を感じたままでは、お客様はお問い合わせはしてくれません。
これを防ぐために、「業務内容(サービス内容)は、これでもか!というくらい詳しく書く」ことをお勧めします。
箇条書きにすると、お客様が見た時に分かりやすくなります。
例えば、会社設立のサービス内容を書くのであれば、以下のようなイメージです。
当事務所の会社設立プランは、最初の無料相談~最後の登記完了まで、すべてをお任せいただけます。
詳しいサービス内容の内訳は、次のようになっております。
このように詳しく箇条書きにすることで、「こんなにやってくれるなら安心だ」と感じていただくことができ、お問い合わせにつながります。
「ホームページは、中学1年生が読んでも分かるように書く」ということがポイントになります。
これはサービス内容に限らず、例えば「専門用語を使わない(使うなら注釈をつける)」「一つの文が長くなり過ぎないように、適度な長さで区切る」などの配慮も必要になります。
お客様は「分かりづらい」「読みづらい」「理解できない」と感じると、ホームページを読むのを止めてしまいます。
(大変悲しいことなのですが、根気よく最後まで読んでくれるお客様は、ほとんどいないのです)
分かりやすさを意識して、ホームページを制作・改善していただければ嬉しく思います。
参考になれば幸いです。