2013年2月22日 | ホームページ制作

新規顧客を逃す「この一言」と今すぐできる対策

士業のホームページに、よく次のような文言が書かれているのを見かけます。

  • ~~のことなら何でもご相談ください
  • いろいろなご相談を受け付けています
  • ~~に関する業務全般をお任せいただけます

実はこれらの文章は、ホームページを見ている新規のお客様(新規顧客)を逃してしまう一言が含まれています

「何でも」「いろいろ」「~~全般」では、お客様は分からない

先ほどの文章に出てきた「何でも」「いろいろ」「~~全般」という表現は、それを書いた士業の先生本人しか内容が分かりません

お客様は基本的に、士業の業界の知識に詳しくありません。

※イメージとしては、お客様は中学1年生くらいの知識しかないと考えたほうがベターです。
人間は、自分が普段接していない知識については、中学1年生くらいの知識レベルしかないことが多いのです。

お客様は、「何でもって書いてあるけど、どこまでやってくれるんだろう?ここにお願いすると、自分の悩みは本当に解決されるんだろうか?」と不安に感じています。

不安を感じたままでは、お客様はお問い合わせはしてくれません。

業務内容(サービス内容)は、これでもか!というくらい詳しく書く

これを防ぐために、「業務内容(サービス内容)は、これでもか!というくらい詳しく書く」ことをお勧めします。

箇条書きにすると、お客様が見た時に分かりやすくなります。

例えば、会社設立のサービス内容を書くのであれば、以下のようなイメージです。

当事務所の会社設立プランは、最初の無料相談~最後の登記完了まで、すべてをお任せいただけます。
詳しいサービス内容の内訳は、次のようになっております。

  • 無料相談(「法人化したほうがいいのか、個人事業主のままがいいのか?」についてもご相談いただけます)
  • 類似商号調査(同じ名前の会社が他にないか?をお調べします)
  • 助成金診断(適用される助成金がないか?をお調べします)
  • 定款作成(定款の作成)
  • 定款の認証手続きの代行
  • 登記申請の手続きの代行
  • 税務署に届出が必要な書類の作成
  • 税務署への届出の代行

このように詳しく箇条書きにすることで、「こんなにやってくれるなら安心だ」と感じていただくことができ、お問い合わせにつながります。

まとめ

「ホームページは、中学1年生が読んでも分かるように書く」ということがポイントになります。

これはサービス内容に限らず、例えば「専門用語を使わない(使うなら注釈をつける)」「一つの文が長くなり過ぎないように、適度な長さで区切る」などの配慮も必要になります。

お客様は「分かりづらい」「読みづらい」「理解できない」と感じると、ホームページを読むのを止めてしまいます。

(大変悲しいことなのですが、根気よく最後まで読んでくれるお客様は、ほとんどいないのです)

分かりやすさを意識して、ホームページを制作・改善していただければ嬉しく思います。

参考になれば幸いです。

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