2014年7月10日 | ホームページ制作

8つの項目でチェック!ホームページ作成料金相場と制作会社の選び方

対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業

現在、ホームページ制作会社の数は実にたくさんあり、それぞれの作成料金も数千円~数百万円まで、幅広い価格帯があります。

そのような中で、

  • ホームページ制作会社をいくつか比較しているが、値段がいろいろありすぎて相場がわからない。
  • 安物買いの銭失いは嫌だから、安心できる価格帯、相場が知りたい。

といった考えをお持ちの方も多いかと思います。

どのホームページ制作会社に、いくらで依頼するのか?は、とても重要な要素になってきます。

なぜなら、二人三脚でネット集客に取り組んでいくパートナーを決めることになるからです。

このページでは、ホームページ作成料金の相場に関する考え方と、集客を成功させるためのホームページ制作会社の選び方をご紹介させて頂きます。

あなたにピッタリ合うホームページ制作会社を見つけ、適切な価格で依頼し、集客にも成功するためにも、ぜひこの記事を参考にして頂ければ幸いです。

1.よくある失敗例

1-1.失敗例

税理士のA先生は、開業に合わせてホームページを作成しようと考えました。

ただ、開業当初なので、「とりあえず、最初は集客は考えなくていいから、名刺代わりになればいいかな」と考え、格安のものに絞って探し始めます。

「ホームページ 格安」等のキーワードで検索し、出てきた制作会社の料金と制作実績をチェックしていきました。

その中でも、ある程度綺麗なデザインで、料金もそこそこ納得できる制作会社があったので、そこにお願いすることにしました。

しかし、実際にホームページ作成を進めていくと、「士業業界の話がなかなか通じない」などの問題が徐々に出てきます。

また、完成後しばらく経って、機能面について聞いてみると

  • 「その機能は、最初の要望には含まれていませんでしたので、追加はできないんです」
  • 「スマホ対応にするには、別料金で、一から作成することになります」

など、いろいろな制限が出てきてしまったのです。

結局、追加料金を支払って、スマホ対応などの機能を追加してはみたものの、つぎはぎだらけのようなホームページになってしまい、結局、開業してから3年間、まったくお問い合わせは来ませんでした

「はぁ、これなら最初から集客のことをちゃんと考えておくんだった…」と頭を抱えてしまうA先生でした…。

2.値段と制作実績だけを見る危険性

先ほどのA先生のようなお悩みを抱えている方は、非常に多いのです。

ではなぜA先生は、ホームページ作成に失敗してしまったのでしょうか?

詳しく見ていきたいと思います。

2-1.ホームページ作成料金に相場はない。

まず、正直に申し上げますと、「ホームページ作成料金には、相場がない」のです。

(ネット上には、いろいろなホームページ作成料金相場が掲載されていますが、基本的にどれも「いくつかの会社の平均値」に過ぎません)

理由としては、「小売業のように原価がかかるビジネスではないので、相場が出しづらい」「技術力・デザイン力といった、人の能力に対して価格が設定されるので、相場が計算しづらい」という点が挙げられます。

また、制作会社によって、作成するホームページに対するスタンス(姿勢)が違うため、これも相場の算定を難しくしている要因です。 (例えば、「集客重視」なのか「デザイン重視」なのか、によっても、予算配分や相場が全く変わってきます)

このように、ホームページ作成料金の相場というのは、計算するのが非常に難しいものなのです。

※とは言っても、おおよその相場観をつかみたい、という方もいらっしゃるかと思いますので、以下に、実際のホームページ制作会社のプランから、おおよその料金相場を計算してあります。よろしければ、ご覧ください。

初期費用(税別) 月額費用(税別)
A社 プランA 120,000円 10,000円
プランB 250,000円 10,000円
プランC 420,000円 10,000円
B社 715,000円 9,800円
C社 100,000円 6,500円
D社 プランA 100,000円 15,000円
プランB 300,000円 15,000円
プランC 500,000円 15,000円
E社 150,000円 7,000円
F社 98,000円 4,800円
G社 88,800円 5,000円
H社 49,800円 4,980円
I社 プランA 200,000円 20,000円
プランB 60,000円 5,000円
J社 272,000円 10,000円
K社 180,000円 15,000円
初期費用25万円未満の
プランの平均値(料金相場)
12万6963円 9389円
初期費用25万円を超える
プランの平均値(料金相場)
44万1400円 1万9600円
全プランの平均値(料金相場) 22万5225円 1万192円

※先ほどもお伝えしたように、上記の相場表は、あくまで「いくつかの会社の平均値」ですので、参考程度にご覧頂ければと思います。
※それぞれの詳細な機能(スマホ対応、自分で更新できる、SEO対策アドバイス付き、など)は、書ききれないため省略しています。

2-2.料金は目的によって変わる

ホームページ作成の料金相場への考え方は、目的によって変わります

例えば、ざっくりと言えば

  • 集客目的なのか(集客力を高めるための機能面を重視したいのか)
  • デザイン目的なのか(見た目のデザインのかっこよさを重視したいのか)

によって、料金への考え方や、制作会社の選び方も変わってくる、ということです。

2-3.制作実績は、デザインの参考にしかならない

料金と合わせて、多くの方が気にするのが「制作実績」だと思います。

ホームページ制作会社は、多くの場合、「制作実績」を掲載していますが、実は料金と制作実績を見ても、あなたに合う製作会社を選ぶことはできません。

特に、集客目的でホームページを作りたい方にとっては、制作実績はデザインの参考提訴にしかなりません。

なぜなら、制作実績は「こんなの作りました」であって「集客できてます」ではないからです。

デザインが凄く綺麗で、かっこよくても、集客できているとは限りません。
(実際に士業の先生を探して検索しているお客様は、「ホームページがかっこいいから依頼する」のではないからです)

逆に、シンプルなデザインであっても、圧倒的に集客できるホームページもあります。

このように、料金や相場や制作実績だけを見て選ぼうとすると、先ほどのA先生のような失敗をしてしまうことになるのです。

では、何に気をつけてホームページ制作会社を選べば、集客にも成功できるのでしょうか?

3.ホームページ制作の目的を明確にしよう。

まず初めに、必ずしなくてはいけないのは、「ホームページを作成する目的を明確にすること」です。

あなたがホームページを作成する目的は何でしょうか?

極論すると、

  • 集客目的なのか(集客力を高めるための機能面を重視したいのか)
  • デザイン目的なのか(見た目のデザインのかっこよさを重視したいのか)

を決めましょう、ということです。

ここでは、分かりやすく解説するために「集客目的」「デザイン目的」のように分けていますが、決して「集客目的のホームページは見た目がダサい」というようなものではありませんので、ご安心ください。

そもそも見た目からしてダサかったら、お客様を集客するなんて不可能です。

集客できるホームページというのは、ざっくり言うと、お客様が見た時に「ここなら安心してお願いできそうだ。私の悩みが解決されそうだ」と感じて頂けるようなデザインや内容(コンテンツ)があり見やすい構成のホームページ、つまり、「お客様目線のホームページ」であると言えます。

中には、

  • 1つは「デザイン目的」にして、見た目を重視し、事務所としての信頼感・高級感をアピールする。
  • もう1つは「集客目的」にして、アクセスアップ対策や機能を重視し、集客力向上をメインにする。

というように、それぞれに役割を持たせて制作するケースもありますが、このように役割分担するのはありです。

3-1.集客目的の場合

あなたの目的が「集客」であれば、ホームページ制作会社の選び方によって、成果は大きく違ってきます。

集客目的であれば、

  • 制作前のキーワード選定、ライバルチェック
  • スマホ対応、自分で更新できる、などの機能面
  • 制作後のサポート・アドバイスの有無

といった部分に予算を割いたほうが良いと言えます。

この後、ホームページ制作会社の選び方のポイントをご紹介させて頂きますので、必ずお読み下さい。

3-2.デザイン目的の場合

あなたの目的が「デザイン(見た目のかっこよさ)」であれば、話は簡単です。

デザインだけであれば、制作実績からもおおよそのデザイン観がつかめますので、制作実績を見て、料金と釣り合えば、そこでOKということになります。

(ホームページ制作会社は多々ありますが、デザインは極論すると「個人の好み」なので、あなたが良い!と思えるところがあれば、そこに依頼するのがベターなのです。)

3-3.とりあえず作って、あとから集客を考えたい、では失敗する

比較的多くの方が「とりあえず作ってみて、集客は後から考えよう」と考える傾向があるようですが、これは確実に失敗します。

言ってみれば、ホームページを作成することは、お店(例えばレストラン)を作ることに似ています。

もしあなたがレストランを作るとしたら、「とりあえず、自分の好み優先で、綺麗でかっこいいお店を作って、集客は後から考えよう」とは思いませんよね。

何も考えずに、とりあえずお店だけ作るなんて、怖くて怖くてたまったものではありません。

レストランを作るなら、

  • 立地はどこがいいのか?
  • 人通りの多いところなのか?
  • どんな客層が多いのか?
  • 周りにどんなライバル店があるのか?

のように、いろいろな要素を考慮するはずです。

また、デザインを決めるときも、「自分の好み優先」ではなく、「お客様が来やすい、使いやすい外観や内装」を心がけるはずです。

ホームページ作成もこれと同じで、「とりあえず作ってみて、集客は後から考えよう」では、確実に失敗しますので、ご注意下さい。

それでは、ここまでで、料金相場などで選ぶのではなく、目的を持って選ばなければいけないことがお分かり頂けたかと思います。

次は、実際に制作会社を選ぶ時に、どんなポイントに気をつけて選べばいいのか?について見ていきたいと思います。

4.料金と合わせてチェックすべき8つのチェックポイント

ホームページを作成する上で、料金はまず気になるポイントでしょう。

ただ、料金や、おおよその相場だけを見て決めるのは、先ほどもお伝えしたように、非常に危険です。

料金だけではなく、以下のポイントも合わせてチェックするようにしましょう。

【料金相場だけで判断しない!制作会社を選ぶ8つのチェックポイント】

チェック!!
4-1.実績はあるか?
4-2.士業業界の集客の知識があるか?
4-3.制作前の調査(ライバル調査、キーワード調査はあるか?)
4-4.機能面の評価(どんな機能が付いているか?)
4-5.作業面の評価(お互いの作業範囲は何か?)
4-6.料金面の評価(総額はいくらなのか?)
4-7.ウェブマーケティング指導の評価(継続的なサポートがあるか?)
4-8.積極的な情報発信はされているか?

4-1.実績はあるか?

まずはじめに、その制作会社に実績があるか?をチェックしましょう。

この実績というのは、「制作実績」ではなく、「集客実績」のことです。

「こんなの作りました」「制作実績多数!」ではなく、「これだけ集客できています!」「これだけお問い合わせが増えました!」という集客実績があるかないか?は、とても重要です。

  • お客様が増えた
  • お問い合わせが増えた
  • 売上がアップした

こういった、目に見える効果があるのか?をまずは最優先でチェックしましょう。

4-2.士業業界の集客の知識があるか?

士業業界の集客の知識があるか?は、重要なポイントです。

例えば、社会保険労務士が「顧問契約を獲得したい」と制作会社に依頼したとします。

もしこの制作会社が、士業業界の知識がなければ、「はい、分かりました」と言って、なんの疑問も持たずに制作してくれるでしょう。

しかし、これは失敗します。

なぜなら、「社会保険労務士の顧問契約は、ネットからは集客しづらい」からです。

理由は、「社会保険労務士の顧問契約を求めて検索してくるお客様がほとんどいない」からです。

検索するお客様がいない=集客できない、のです。

社会保険労務士の顧問を持つ、というのは、日本国内の、特に中小企業にはまだまだ浸透していません。

そのため、いきなり顧問契約獲得を狙うのは難しいのです。

であれば、まずは「助成金申請」や「就業規則の作成」など、中小企業にとっても需要のあるサービスの集客をネットで行い、実際に依頼してくれたお客様に、口頭で顧問契約を提案する、という流れのほうがスムーズに契約が決まります。

このように、士業業界の集客の知識があれば、ホームページを作る以前に、その案件の集客見込みまで考えられるので、「作成してみて、結局ダメだった…」というような失敗が起こりづらくなり、成功確率が飛躍的に高まるのです。

4-3.制作前の調査(ライバル調査、キーワード調査はあるか?)

先ほど、「ホームページ作成は、お店(レストランなど)を作ることと似ている」というお話をしました。

お店を作るなら、

  • 立地はどこがいいのか?
  • 人通りの多いところなのか?
  • どんな客層が多いのか?
  • 周りにどんなライバル店があるのか?

といったことを考えますよね。

これと同じで、ホームページを作成する時にも、

  • そもそもお客様がいるのか?
  • ライバルはどんなネット集客対策を行っているのか?

といった調査が必要不可欠になります。

つまり、ホームページを作成する前から、すでに勝負が始まっているのです。

ネット集客業界では、これらの調査を「キーワード選定」「ライバルチェック」と呼んでいます。

  • キーワード選定:どんなキーワードが何回検索されているのか?(検索数=お客様の需要・数、と考えることができます)
  • ライバルチェック:周りのライバルがどんな対策を行っているのか?

こういった調査を行ってくれるのか?をチェックしましょう。

4-4.機能面の評価(どんな機能が付いているか?)

集客目的でホームページを作成する場合、機能面もとても重要です。

特に、ネット集客を行う上で、付いていてほしい機能は

  • スマホ対応されている
  • アクセス解析(グーグルアナリティクス)の設置ができる
  • 自分で更新できる(ページが追加できる、など)

の3つです。

【スマホ対応】は、日本国内でもスマートフォンの利用者がどんどん増えている中で、非常に重要な機能と言えます。

【アクセス解析設置】は、ホームページを継続的に改善していく上で必要不可欠なものです。

【自分で更新できる】ことで、制作会社にわざわざ連絡したり、追加料金を払わなくても、ホームページを常にフレッシュな状態に保っておけるので、これも必須と言えます。

集客目的であれば、上記の3つの機能があるかどうか?は、必ずチェックしましょう。

(もし、これらの機能がない場合、後から追加しようとすると、別途料金が発生したり、一から作りなおしになったりする場合がありますので、ご注意下さい。)

4-5.作業面の評価(お互いの作業範囲は何か?)

「制作会社側は何をしてくれるのか?」「自分は何をするのか?」という、作業範囲を明確にしておきましょう。

基本的に、

  • 制作会社側:初期設定やデザインなどの技術面
  • お客様側:文章や写真などの素材の用意

のように役割分担されていることが多いです。

4-6.料金面の評価(総額はいくらなのか?)

料金面では、

  • 総額がいくらになるのか?
  • ドメイン、サーバーも含まれているのか?

を忘れずにチェックしましょう。

特に、「トップページ:30000万円~」「サブページ:10000万円~」のように、値段がオプションで追加されるような設定になっている場合は、総額を必ず確認するようにしましょう。

いつの間にか、予算をオーバーしてしまった、ということにもなりかねません。

4-7.ウェブマーケティング指導の評価(継続的なサポートがあるか?)

ホームページは、「作って終わり」ではありません。

継続的にアクセスアップ(SEO対策、PPC広告など)を行ったり、ページを追加していくことで、集客力が高まっていきます。

ただ、これらの対策も、闇雲にやっても、時間と労力ばかりかかってしまい、なかなか成果に結びつきません。

制作を依頼するときには、「制作後の対策についても、継続的にアドバイスをくれるか?」をチェックしましょう。

4-8.積極的な情報発信はされているか?

これは補足的な部分ではありますが、「積極的に情報発信を行っている会社かどうか?」もポイントです。

情報発信を行えるということは、それだけノウハウがある、とも言えます。

メールマガジンやブログ、フェイスブックなどで、ネット集客関連の情報を定期的に発信している、というのは、信頼できるかどうかを見極めるポイントと言えるのです。

5.どんなサービスを集客するか?によって、費用対効果が変わってくる

ここまでで、「料金と制作実績」だけで選ぶのではなく、ご自身の目的に合わせてホームページ作成を依頼することの重要性を、お分かり頂けたかと思います。

そしてもう一点、士業のホームページ制作において、依頼する際のポイントがあります。

それは、【どんなサービスを集客するか?によって、費用対効果が変わってくる】という点です。

士業の場合、サービス内容によって、課金方法が次の2つに分かれてきます。

概要 該当サービス
単発案件 一度の依頼に対して
報酬を頂く案件のこと
相続、各種許認可申請、離婚、交通事故、助成金申請など
継続課金案件 一度契約が発生すると、
継続的に報酬を頂ける案件のこと
税理士顧問、弁護士顧問、給与計算など

この2つを考えると、費用対効果をより感じやすいのは、【継続課金案件】になります。

極端に言えば、単発案件は、毎月新規のお客様を集客できなければ、報酬をいただくことができません。

逆に、継続課金案件は、一度お客様を獲得すれば、その報酬が積み上がっていきますので、より早く初期費用や月額費用をペイすることができます。

そのため、もしあなたがお持ちのサービスで、単発案件と継続課金案件の両方があるなら、継続課金案件の方の集客に注力した方が、費用対効果を感じやすくなる傾向があると言えます。

一点、先ほども書きましたが、社会保険労務士の顧問契約のように「そもそもの検索数が少ない」場合には、助成金申請や就業規則の作成といった単発案件をネットから集客し、実際にサービスを依頼してくれたお客様に口頭で継続課金案件を提案していく、という方法の方が良いこともあります。

このあたりの見極めをするためにも、やはり「士業業界の知識があるかどうか?」は、ホームページを選ぶ上で重要なポイントであると言えます。

6.最適な制作会社を選ぶ手順

ここまでの内容をまとめると、あなたにとって最適な制作会社を選ぶ手順は、次のようになります。

  • 6-1.目的を明確にする
  • 6-2.予算の確認
  • 6-3.ホームページ制作会社を選ぶ(3~5個ほど)
  • 6-4.実際にお問い合せをしてみる
  • 6-5.丸投げじゃ上手くいかない

6-1.目的を明確にする

まずは、ホームページを作成する目的を明確にすることが大事です。

あなたの目的が

  • 集客目的なのか(集客力を高めるための機能面を重視したいのか)
  • デザイン目的なのか(見た目のデザインのかっこよさを重視したいのか)

によって、最適な制作会社や料金相場は変わってきます。

中には、

  • 1つは「デザイン目的」にして、見た目を重視し、事務所としての信頼感・高級感をアピールする。
  • もう1つは「集客目的」にして、アクセスアップ対策や機能を重視し、集客力向上をメインにする。

というように、それぞれに役割を持たせて制作されている方もいらっしゃいます。

1つのホームページに何個も目的を持たせてしまうのは、結局中途半端になり、上手くいかないケースが多いのです。

例えば弁護士であれば、「このホームページは、離婚案件を集客するため」のように、目的をはっきりさせておきましょう。

こうすることで、制作時にも、また制作後の運用時にも、ブレることがなくなります。

6-2.予算の確認

多くの場合、「いくらでも払える」ということはなく、「最高でも初期費用50万円までに抑えたい」のように、予算があるものと思います。

ここで再度、予算を確認しておきましょう。

予算があるということは、「どこにどれだけ費用をかけられるかが決まってくる」ということになります

ホームページ制作にかかる料金というのは、極論すれば

  • 機能面の料金(スマホ対応、自分で更新できる、など)
  • デザイン面の料金(オリジナルデザイン、イメージ動画の作成、など)

のいずれかになります。

そのため、機能面に予算をかければ、その分デザイン面の予算は少なくなります。
逆に、デザイン面に予算をかければ、その分、機能面を我慢しなくてはいけなくなります。

限られた大切な予算ですので、その中であなたの目的が達成できるように、先ほどご紹介したおおよその料金相場表もご参照いただきつつ、再度ここで予算の確認をしておきましょう。

※集客目的であれば、デザインの奇抜さ・かっこよさよりも、「お客様が使いやすいレイアウト」などの集客導線が考えられたホームページの方が良いと言えます。

6-3.ホームページ制作会社を選ぶ(3~5個ほど)

次に、先ほどのチェックポイントを参考に、ホームページ制作会社を選んでいきましょう。

ここでは、だいたい3~5個ほどの制作会社をピックアップしておくことをお勧めいたします。
(あまりに多くを比較しようとすると、結局どこがベストなのか?が分かりづらくなるためです)

6-4.実際にお問い合せをしてみる

先ほどピックアップした3~5個の制作会社に、実際にお問い合せをしてみましょう。

そして、ご自身の目的にあった提案をしてくれるかどうか?を確認しましょう。

先ほどの「士業業界の集客に関する知識があるかどうか?」などは、やはりお問い合せをしてみなければ分からないものです。

もしあなたが集客目的なのに、「やはりオリジナリティ溢れるデザインにして…」のように的はずれな提案をしてくる制作会社は、候補から外しましょう。

6-5.丸投げじゃ上手くいかない

最後に、気をつけて頂きたいポイントがあります。

それは、「制作会社にまるなげしても、結局は上手くいかない」ということです。

まれに「全てお任せします」「そちらのノウハウで、上手いことやって下さい」というご要望を頂くことがありますが、これだと上手くいきません。
(弊社の場合、こういったご依頼はお断りさせていただくことが多くなっています)

ホームページを作成するには、制作会社側のノウハウはもちろんですが、発注側(お客様側)の協力も必要不可欠だからです。

制作会社側からの質問や提案には、詳細に答えましょう。

文章作成や写真の用意など、お客様側の作業範囲には、力を入れて取り組みましょう。

あなたと制作会社が二人三脚になって初めて、集客力の高いホームページを作成することができるのです。

7.まとめ

  • 1.目的を明確にする
  • 2.予算の確認
  • 3.ホームページ制作会社を選ぶ(3~5個ほど)
  • 4.実際にお問い合せをしてみる
  • 5.丸投げじゃ上手くいかない

料金相場や制作実績などだけに惑わされることなく、この手順に従ってホームページ制作会社を選びましょう。

そうすることで、あなたにとって最適な会社を選ぶことができ、あなたの目的(例えば集客力アップ)も達成されやすくなるのです。

関連記事

運営情報はこちら

最新の記事一覧

ページ上部に