近年、スマートフォン(スマホ)を利用している方が増えてきました。
その関係で、「ホームページもスマートフォン対策(スマホ対策)が必要!」と言われてきています。
では、士業HPのスマートフォン対策(スマホ対策)の効果とは、どの程度のものなのでしょうか?
今日は、この【スマホ対策】について詳しく見ていきたいと思います。
実際、士業に関連するキーワードが、PC(パソコン)とスマートフォンで、それぞれどれくらい検索されているのでしょうか?
以下に、そのデータを一部ご紹介致します。
キーワード | PCでの検索数 | スマホでの検索数 | PC対スマホ(検索数比) |
離婚相談 | 3600回 | 1600回 | 1:0.44 |
交通事故 示談 | 1900回 | 1900回 | 1:1 |
障害年金 相談 | 480回 | 22回 | 1:0.05 |
会社設立 代行 | 880回 | 91回 | 1:0.1 |
給与計算 | 5400回 | 1000回 | 1:0.19 |
税理士 福岡 | 1000回 | 40回 | 1:0.14 |
※データは、2013年5月現在のグーグルキーワードツールでの数値を参照。(各検索数は、月間ローカル検索ボリューム、完全一致にて参照)
このように、キーワードによってスマホでの検索回数に差があることがわかります。
上記の検索数を見てみると、PC(パソコン)での検索数は、スマホでの検索数の、おおよそ2~10倍くらい多いことが分かります。
PCで検索する人のほうが、まだまだ多い、と思われます。
サービスによっても、次のような傾向が予想されます。
BtoB系のサービスは、PCで比較されることが多いと思われます。
例えば、「会社設立 代行」「給与計算」「税理士 福岡」といった、どちらかと言うとBtoBに近いサービスは、PCでの検索数が約10倍近く多くなっています。
一方、離婚や交通事故といったBtoC系のサービスは、スマホでの検索数もあることが分かります。
例えば、「離婚相談」「交通事故 示談」といったキーワードは、上記の検索数の比較表を見ても、スマホでもかなり検索されているようです。
このように、BtoC系のサービスは、「PCを持っていない個人のお客様」がスマホで検索している様子が想像できます。
これらの結果を見て、「PCサイトとスマホサイト、どちらから対策を行えばいいのか?」とお考えの先生も多いと思います。
いろいろな意見や考え方があると思いますが、弊社としては、「まずはPCサイトから充実させる」ことをお勧めしています。
理由は、主に以下の2点です。
一つ目の理由としては、「PCサイトがあれば、とりあえずスマホでも見える」ためです。
PCサイトは、スマートフォンでも見ることは可能です。
操作性を考えると、スマートフォンで見るにはスマホサイトが好ましいですが、PCサイトだけでも、情報を得ることは可能です。
※スマホサイトだけだと、PCで表示した時に、情報量が少ないために成約率(お問い合わせ率)が下がることがあります。
二つ目の理由としては、「検索数」です。
キーワードにもよりますが、現状はPCでの検索数の方が多くなっている傾向にあります。
今後のスマートフォンの普及度合いにもよりますが、現状の検索数だけを考えると、PCサイトを優先したほうが効果が見込みやすいと考えられます。
※レスポンシブデザインで、PCとスマホ両方のサイトを同じ対策する方法は、お勧めできると言えます。
※余裕があれば、ライバルがいない内にスマホ対策を進めておく、という戦略は有効です。
いかがでしょうか?
もちろん、資金的に余裕があったりすれば、同時に対策を行うのがベストと言えます。
ただ、「資金的に同時に対策するのが難しい」といった場合には、まずはPCサイトから、次いでスマホ対策、という流れをお勧め致します。
参考になれば幸いです。
【こちらの記事もよく読まれています】
>> SEOの検索順位ごとのクリック率:1位とそれ以外の差とは?
No related posts.