私(大林亨輔)は仕事柄、多くの士業のホームページを見て、研究して、コンサルティングなどもさせていただいております。
場数を踏んでいると、「これはやった方がいい」「これはやってはいけない」ということが、パッと見で分かるようになってきます。
今日はその中でも、「集客上、これはやってはいけない」という失敗例を7つ、ご紹介させていただきます。
まず、ホームページを制作する前に必ず
をすることをお勧めします。
士業向けネット集客セミナー等でもお伝えしておりますが、「ホームページを作るのは、お店を一件作るのと同じ」です。
こういったこをが分からなければ、ネット集客で成功するのは難しくなります。
下記の記事でも、このあたりを詳しく解説しておりますので、ご参照いただければ幸いです。
>> ホームページを自力で作成する前に必ずやるべき7つのこと
>> デザインが綺麗なHPが集客できない理由と、改善のための5ステップ
ファーストビュー(HPを開いて最初に見える部分)は、お客様を惹きつける上で非常に重要な箇所です。
ここの違いだけで、お問い合わせの数が変わってくることも珍しくありません。
それだけ重要なファーストビューですが、ここに「事務所の理念」が書かれているHPをとても多く見かけます。
この「事務所の理念」は、ファーストビューに置くと大きなマイナスになります。
ファーストビューには、「お客様が求めている情報」を置く必要があるのです。
詳しくは、下記の記事でご紹介しております。
ホームページによくある「更新情報」「新着情報」「トピックス」「What’s New」などのコンテンツは、目立たせない(もしくは設置しない)ことをお勧めします。
特に新規顧客にとって、その事務所の更新情報は「必要ない情報」です。
以下のページでも、詳しく解説しています。
>> 注意!ホームページの反応率を下げてしまう3つのコンテンツ
ブログやフェイスブックへのリンクも、なるべく目立たせない(もしくは設置しない)ことをお勧めします。
「ホームページ⇒ブログ」や「ホームページ⇒フェイスブック」の方向でリンクしてしまうと、せっかくホームページに来たお客様が去ってしまい、お問い合わせにつながりにくくなってしまいます。
※「ブログにリンクすることで、士業の人柄が伝わる」などと言われることもありますが、今までの弊社のデータ上、せっかくきてくれたお客様(新規客)をホームページ外に送ってしまうため、ブログやフェイスブック、ツイッターなど外部コンテンツへのリンクは逆効果になってしまうことが多くなります。
逆に「ブログ⇒ホームページ」や「フェイスブック⇒ホームページ」の方向でのリンクは、アクセスを増やすことになるので問題ないです。
先ほどもご紹介した下記記事でも、詳しく書いています。
>> 注意!ホームページの反応率を下げてしまう3つのコンテンツ
よく、「サービス一覧」というページにすべての業務内容(サービス内容)が詰め込まれているホームページをお見かけしますが、これも集客上、マイナスになります。
お客様は、
こういったことを知りたいと思っています。
ただ業務内容が羅列されているだけでは、先生の事務所の特徴やメリットがお客様に伝わりません。
特徴やメリットが伝わらなければ、お客様は値段の安い方に流れてしまいます。(違いが分からなければ、安い方に行くのが自然ですよね。)
1ページに詰め込まず、各サービスを1ページずつ使って、値段・特徴・メリットなどを丁寧に伝えましょう。
これは(2)の理念と同じようなイメージですが、所長挨拶はファーストビューに置くべきコンテンツではありません。
私はよく、以下のような一文がファーストビューにあるのをお見かけします。
はじめまして。
多くのホームページの中から、私たちのホームページをお選び頂き、ありがとうございます。
私は当事務所所長の~~と申します。
私は~~~(以下省略)~~~
こういった挨拶文は、別途「代表挨拶」のページを設けて、そちらに書きましょう。
詳しくは、先ほどもご紹介した下記記事に書いております。
これも、(2)の理念や、(6)の所長挨拶と同じです。
お客様は、「事務所名(会社名)の由来」を知りたいわけではありません。
例えば弊社、株式会社ミリオンバリューの会社名の由来は、「多くの価値(バリュー)をお客様に提供したいという想いがあるから」です。
しかし、これを語りたいのは実は私だけで、先生を含め多くの方にとっては興味のない情報ですよね。これと同じです。
もし事務所名(会社名)の由来を書くのであれば、これも「代表挨拶」のページに書きましょう。
これらが含まれている士業のホームページの多くが、集客面で損してしまっています。
逆に、これらを削除するだけで、ホームページの反応率(お問い合わせ率)は上がります。
先生のホームページも、一度チェックしてみることをお勧めします。
参考になれば幸いです。