2013年10月15日 | 士業マーケティング

ネット集客で「もっとも危険なこと」とは?

士業として成功していく上で、「表面上の値段(コスト)だけ見て判断する」のは、非常に危険です。

士業をはじめ、どんなビジネスでも「費用対効果」という考え方が重要になります。

例えば、ホームページにいくら投資すると、どれくらい売上が上がるのか?(リターンがあるのか?)といった具合です。

例:税理士が税務顧問案件をホームページから獲得しようとすると…

(ここでは、話を分かりやすくするために、SEOは考慮せず、PPC(リスティング広告)だけでアクセスアップを行うことを考えます。)

税理士関連のキーワードにおいて、PPCのクリック単価(1クリックあたりの広告費)は、およそ500円とします。

20万円の広告費を使うとすると、集められるクリック数(アクセス数)は、20万円÷500円=400クリック

ホームページの成約率(お問い合わせ率)を仮に1%とすれば、4件のお問い合わせがあると予測できます。

そのうち、半分の2件を受任できるとすれば、20万円の広告費で2件受任できると計算できます。

この税理士事務所の顧問料が月3万円とすると、決算料も含めれば、1件の契約あたり年間約50万円の売上になります。

2件受任できたとすると、年間100万円もの売上がプラスされますので、最初に20万円を広告費で使っていたとしても、粗利80万円が残ります。
(仮に4件のお問い合わせのうち、契約に至るのが1件だとしても、年間50万円の売上がプラスになり、粗利30万円が残ります)

税理士事務所であれば、顧問契約としてこれが毎年継続されるので、広告費をかければかけるほど儲かる。

つまり、上記の計算式から考えると、やらなければ損である!と判断できます。

まとめ

このように、「いくらコストがかかるのか?」だけではなく、「いくらのコストに対して、どれくらいのリターンがあるのか?」まで考えて初めて、どの投資が正しいのか否か?が判断できます。

目の前にある数字(値段)だけに惑わされず、費用対効果をしっかり考えていくようにしましょう。

参考になれば幸いです。

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