2013年11月26日 | 士業マーケティング

士業の顧客獲得力を上げるお客様対応のコツ:12個まとめ

対象:弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、その他全士業

士業にとって、ホームページを使って集客した後、次に大切なのが【顧客獲得】です。

多くの先生の場合、無料相談を行っていることが多いかと思いますが、無料相談だけで終わってしまっては、受任につながりません。

お客様に「この先生は信頼できる。この先生に任せれば私の悩みは解決してもらえそうだ。」と感じてもらうことが重要になります。

そのために必要な、顧客獲得力を上げるお客様対応のポイントを12個まとめました。

  • (1)傾聴
  • (2)話の内容
  • (3)小道具
  • (4)服装
  • (5)声
  • (6)音
  • (7)話すスピード
  • (8)事務所の雰囲気
  • (9)表情
  • (10)身だしなみ
  • (11)姿勢
  • (12)言葉使い

(1)傾聴

まずは、お客様の話を最後までしっかり聞くこと。

これが非常に大切です。

優秀な先生は、お客様が途中まで話しただけで、解決策がわかってしまう事があります。

しかし、お客様が最後まで話さないうちに「~~するといいですよ」とアドバイスしてしまうと、お客様は「私の話はまだ終わっていない。この先生は、私のことをわかってくれていない」と感じてしまいます。

最後まで話を聞いた上で、アドバイスやご提案を伝えるようにしましょう。

(2)話の内容

専門用語は使わないようにしましょう。

お客様は、士業の業界の専門用語に普段から慣れ親しんでいないので、難しい言葉が出てくると混乱してしまいます。

※お客様は、分からないことがあっても、「それってどういう意味ですか?」のようには、なかなか質問できません。

緊張していたり、「分からない=恥ずかしい」と思う方が多いため、お客様は分からなくても「分かった振り」をしてしまうのです。

お客様が慣れない言い回しも、使わないようにしましょう。

例えば、弁護士の先生が「離婚事件」という言葉を使うのをよく耳にしますが、お客様は普段「離婚事件」という言葉は使いません。

お客様は、自分が使わない言い回しを聞くと、一瞬とまどったり、分かりづらいな、と感じてしまいます。

この場合であれば、「離婚のご相談」など、お客様にとって馴染みのある言葉に置き換えるだけで、お客様の反応が変わってきます。

(3)小道具

相談の際、小道具を使うのも効果的です。

例えば、料金表やサービスの流れを紙芝居のようにして見せている事務所もあります。

話だけでなく、図や表があったほうが、お客様にとっても分かりやすく、依頼にもつながりやすくなります

(4)服装

服装は、必ずスーツをお勧めいたします。

男性であればネクタイも必須です。

服装はとても重要で、それだけで「信頼できるか否か?」の印象が全く変わってきます。

※例えば、目の前に「ラフな私服のお医者さん」と「白衣をビシっと着たお医者さん」がいたら、白衣を着ている方が信頼できますよね。

たとえ実力では、前者のラフな私服のお医者さんの方が上回っていても、実際に任せてみるまでは実力は分からないので、服装も重要な判断基準になるのです。

お客様は、先生のことを専門家だと思っています。

「専門家らしい服装」を心がけましょう。

(5)声

声はハキハキと、しっかり話しましょう

ぼそぼそ話してしまうと、印象が悪くなってしまいます。

(6)音

口でクチャクチャ音をたててしまったり、周囲の雑音が大きい場合などは、気をつけましょう。

音は想像以上に、お客様の耳に入っています

(7)話すスピード

話のスピードは、「少しゆっくりかな?」くらいの速さで話しましょう。

人間の心理上、「早口=せかせかしていて、自信がなさそう」と感じることが多いのです。

ややゆっくりめの速さだと、お客様が安心して話を聞けるようになります。

(8)事務所の雰囲気

暗い事務所は厳禁です。

お客様は、事務所の雰囲気もよく見ています。

また、自宅オフィスにお客様を呼びたくない、という場合には、レンタルオフィスや貸し会議室を借りることをお勧めいたします。

(9)表情

表情は、柔らかい笑顔を心がけましょう。

お客様は悩んでいて、解決してくれる人を探しています。

笑顔で対応してもらったほうが、悩んでいるお客様に安心してもらうことができ、信頼できる人だ、と感じてもらえます。

(10)身だしなみ

肩にゴミやフケは落ちていませんか?

髪型はセットされていますか?

靴は磨いていますか?

とくに女性のお客様は、こういったところもよく見ています。

(11)姿勢

姿勢がいい人は、自身があるように見えます。

椅子には浅く腰掛けて、背筋を伸ばしましょう

背もたれに寄りかかったり、猫背は避けたほうが良いです。

(12)言葉使い

言葉使いでも、信頼感が変わってきます。

「というか」「ぶっちゃけ」のような、軽すぎる言葉使いは避けましょう。

自分自身を撮影・録音してみる

上記の12個のポイントを改善するには、ロールプレイングで練習してみることをお勧めいたします。

相談者役の方に協力してもらい、その様子を撮影・録音してみると、たくさんの気づきが得られます。

「思った以上にせかせか話しているんだな」「言葉使いが軽すぎるかもしれない」など、自分では気づけない改善点が分かるようになります。

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