ブルーオーシャン戦略、という言葉を聞いたことがありますか?
ブルーオーシャン戦略とは、競争の激しい地域(レッドオーシャン)を避け、競争のない地域(ブルーオーシャン)で戦う、という戦略のことです。
ライバルがいない世界で戦うので、簡単にいえば「一人勝ち」できます。
そのためには、商品の作り方がポイントになってきます。
ブルーオーシャン戦略のポイントは、以下の4つです。
まず、既存の商品・サービスの中で「お客様にとって不必要なもの」がないかを探し、それらをなくしたり、減らしたりします。
次に、既存の商品・サービスにはないけど「お客様が本当に必要としているもの」を探し、それらを付け加えていきます。
ステップとしては、たったこの2つです。
これを上手く活用したのが、かの有名なシルク・ドゥ・ソレイユです。
シルク・ドゥ・ソレイユは、一見サーカスですが、従来のサーカスとは全く別世界のものです。
シルク・ドゥ・ソレイユはまず、従来のサーカスの定番であった動物ショーや有名なパフォーマーを取り除きました。
動物は管理費や世話の手間がかかる割には、お客様が求めているものではない、と考えたからです。
また、特定のパフォーマー目当てに来場するお客様も、そこまで多くなかったので、給料が高いパフォーマーの採用もやめました。
逆に、今までになかった「固定の会場」や「綺麗な座席」を付け加えました。
さらに、この頃ミュージカルの人気が高まっていたので、「音楽」「ストーリー性」を付け加えました。
これにより、「サーカス+ミュージカル」のような、全く新しいジャンルのパフォーマンス(商品)になったのです。
たったこの2つのステップで、ライバルとは全く別次元の商品ができあがります。
私が見ている限り、士業の業界では多くの先生が同じような商品・サービスをアピールしています。
革新的な商品を開発した例は、あまり聞いたことがありません。
ライバルが取り組んでいない分、私は士業の業界においてブルーオーシャン戦略は大きな価値があると考えています。
今お持ちの商品・サービスで、ぜひブルーオーシャン戦略を試してみてください。